chapter47 帰宅
オレたちは魔物の討伐を終え、ギルドから戻ってきた。
今日から新メンバーの倉石さんと一緒に暮らすことになった。
今日は、朝食を終えたあと、メイドさんから倉石さんの紹介を受け、装備を支給されて軽く訓練。
昼食を挟んで、騎士の人と夕方まで討伐に出る――そんな一日だった。
その後、騎士の人に連れられて、冒険者になるための身分証――ギルドカードの登録へ向かったのだが……案の定、絡まれた。
男の冒険者たちが、笹村さんと岡崎さんに釘付けになっていた。
まぁ……二人とも魅力的だからね。
大人の男なら、夜にムフフなことでも考えたくなるんだろう。
笹村さんは、服の上からでもはっきり分かるほど胸が大きいし、岡崎さんはほどよい膨らみで、二人ともスタイルがいい。
オレが冒険者たちをあしらうのは、なかなか大変だった。
ギルドカードの発行手続きの途中で、オレが“勇者”だと判明し、ギルド内は一気に騒然となった。
魔法を何度か使う羽目にはなったが、牽制程度でケガ人は出していない。騎士の人もいたし、問題ないだろう。
その流れで、Aランクパーティの“銀狼”の人たちとも知り合った。
どこかで、また出会うことがあるかもしれない。
支給された鎧と聖剣だが――これが、めちゃくちゃ重い。
動けなくなるほどではないものの、重さで動きが阻害され、聖剣にも振り回される。扱うのが、かなり難しかった。
筋力が足りないのは仕方ない。
体育の授業で筋トレはしていたけど、騎士の人たちみたいに、本格的な訓練を積んできたわけじゃないのだから。
錬金術、という職業や魔法はないのだろうか。
もしあれば、この鎧や聖剣を分解して、使われている鉱石を取り出し、新しい武器を作れるかもしれないのに――。
そんなことを、夕食中も、そして部屋に戻るまで、オレはずっと考えていた。
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