chapter45 冒険者ギルドについて
「それでは、ご説明いたしますね」
オレたちは椅子に座り、受付嬢さんの話を聞く体勢になった。
「冒険者ギルドは、世界各国に存在する大きな組織です。
各街に支部があり、支部ごとに受けられる依頼内容が異なります」
受付嬢さんは、慣れた口調で説明を続ける。
「ギルドには冒険者ギルドのほか、職人ギルド、商業ギルド、テイマーギルドなどがあります。
医療ギルドや漁師ギルドといったものもありますね。
冒険者ギルドと商業ギルドは、基本的に一つの街に一支部は必ず存在します。
鉱山のある街では、テイマーギルドが設立されていることも多いです」
少し間を置いて、声のトーンを落とす。
「……なお、裏の世界には“闇ギルド”も存在します。
関わらないよう、ご注意ください」
空気が一瞬だけ張りつめた。
「次に、冒険者ランクについてです。
ランクはGランクからSランクまでの、全部で八段階。
基本はGランクから始まり、依頼を達成するごとに昇格していきます。
GランクからEランクまでは新人扱い。
Dランクで一人前、Cランク以上になると依頼の危険度は増しますが、生活が安定するだけの報酬が支払われます。
Bランクは一流の冒険者とされ、昇格時には試験があります。
Aランクは超一流。同じく、試験が必要です。
Sランクは冒険者の最高峰。
何らかの偉業を成し遂げるか、世界的に有名にならなければ到達できません」
……なるほど。遠い世界だ。
「依頼は、自分と同じランクのものしか受けられません。
内容は、討伐・調査・採取・護衛・雑用など様々です。
また、魔物の買い取りも行っています。
魔物は放置すると危険ですし、間引きが必要です。
部位によっては高価なものもあり、貴族の方々に重宝されることもあります」
最後に、少しだけ表情を引き締めて。
「ギルドカードについての注意点です。
犯罪行為や重大な問題を起こした場合、カードは失効します。
その場合、再登録はできません。
依頼を受けないだけで失効することはありませんが……
ギルドからの信用には関わりますので、ご注意ください。
以上が説明になります」
オレたちは、受付嬢さんの説明を聞き終えた。
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