chapter44 討伐報酬とギルドカード発行
銀狼のメンバーと別れ、オレたちは受付嬢さんに案内されて、ギルドの裏にある部屋へと通された。
何故か――ギルドマスターも一緒である。
オレは念話を、ここでいったんやめることを倉石さんに伝えた。
「それでは、ゴブリンの死体を出してください」
受付嬢さんに言われ、オレはアイテムボックスからゴブリンの死体を五体、床に並べる。
それを見たギルマスが、感心したように声を上げた。
「ほう……見事なもんだな。
二体は頭部のみ、残り三体は頭と脚に傷があるだけ。ほかに目立った外傷はない。
どうやって倒した?」
そう聞かれ、オレは――
「魔法で撃ち抜きました」
と、素直に答えた。
「銀狼と話していた魔法か。面白いな。
それで、その剣は使わないのか?」
不思議に思ったのだろう。ギルマスはそう尋ねてくる。
「使わないんじゃなくて……使えないんです。
一応、剣術のスキルはありますが、鎧も剣も重くて……。
試しに素振りしてみたら、鎧の重さでうまく動けず、剣に振り回されて転びそうになったので、相応の筋肉がないと扱えません。
……数年は無理ですね」
事情を説明すると、ギルマスは苦笑した。
「なるほどな。そりゃ、すぐに扱うのは無理だ」
そう話していると、受付嬢さんが職員を連れて戻ってきた。
ゴブリンの死体を確認し、報酬とギルドカードを手に、オレたちの前へ出る。
「討伐報酬は一匹につき銅貨五枚。合計で銅貨二十五枚。
魔石は一つにつき銅貨二枚で、合計銅貨十枚になります。
そこから、登録料がお一人につき銅貨二枚、
解体料がゴブリン一匹につき銅貨一枚。
差し引き――合計で銅貨二十枚ですね」
そう告げられ、オレはギルドカードと討伐報酬を受け取った。
「ギルドや依頼について、何かお聞きになりますか?」
受付嬢さんの問いに、オレは頷く。
「お願いします」
そう答えたところで、話は次へ進むのだった。
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