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異世界召喚されたけど召喚国が信用できないので気ままに生きることにしました  作者: 火川蓮
第二章 「高ランク冒険者邂逅」編

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Quiet talk ルークとギルマスの会話

※番外編です

※ルーク視点です

オレが勇者と――

銀狼ぎんろうたてがみ”**とのやりとりを眺めていると、背後からギルドマスターが声をかけてきた。


「ルーシェイク様……少し、お伺いしたいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」


「ん? なんだい?」


「あの少年のことですが……王宮で召喚された者ですよね?

よろしいのですか? 冒険者ギルドに登録してしまって」


まぁ、その疑問はもっともだ。

だが――あの王様に、“あの勇者”を扱いきれるとは思えない。


それに、王宮にはどうにも不穏な気配がある。

近いうちに……なにか起きる気がしてならない。


「あー……そのことだけどさ。

あの王様には、勇者くんは扱いきれないと思ったんだよ」


オレがそう言うと、ギルドマスターは眉をひそめる。


「……と、言いますと?」


「こっちまで話が伝わってるかはわからないけどね。

あの勇者くん、王様の前で――宮廷魔術長を挑発したんだよ」


「はぁぁぁぁ!?」


ギルドマスターが思わず声を上げる。

その声に、銀狼と勇者たちがちらりとこちらを見たが、すぐに会話へと戻っていった。


「な、なぜ……そんなことを?」


恐る恐る、ギルドマスターが聞いてくる。


「不敬について説いてたね」


「……不敬、ですか?」


「そうそう。

『礼儀がなってないのは、召喚した側だろ?』――だってさ。

アハハ」


思い出しても、なかなかに豪胆だった。

正直、あれにはオレも驚いたよ。


「……それで、彼は無事だったのですか?」


「王様が笑い飛ばして、事なきを得たって感じかな」


「よく……それで済みましたね……」


確かに。普通なら首が飛んでもおかしくない。


「まぁ、召喚直後だったしね。

勇者ほどの戦力を、いきなり失いたくなかったんだろう」


オレはそう言いながら、視線を勇者くんたちへ戻す。


「一応、釘は刺してたみたいだけど……

本人は、あんまり気にしてる様子はなさそうだね」


今も――

赤毛の女の子に詰め寄られて、説明を求められている。


……魔人の魔法をなぜ知っているのかは不明だけど、

敵対する存在の技を模倣しようとするあたり、実に貪欲だ。


「――お?」


どうやら話は終わったらしい。

勇者くんは銀狼の鬣との会話を切り上げ、受付嬢と話しながら裏へと向かっていく。


「……さて」


オレも、行くとしようか。


ギルドマスターとの会話を終え、

オレは勇者くんたちの後を追った。

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