prologue5 一触即発!?
オレが宣言するなり、周りを取り囲んでいる人たちが「素晴らしい」と言いながら、拍手をし始めた
そして王様が立ち上がった
すると、この世界の人たちが全員跪いた
異世界から召喚された人々は何事か!?と狼狽えている
すると神官服の女性がオレたち召喚組に叫ぶ
「王の御前です
不敬ですよ」
と言ってきたのだ
「不敬なのはアンタらの方ではないのか?」
とオレは強気に言葉を返した
すると歓喜ムードはどこへやら... 大広間は殺気で満ち溢れた
周りにいた王族関係者の魔法使いたちも騎士たちもオレに向けて殺気を飛ばしてきた
召喚組も「何してくれてんだこいつ」と言ってるのが聞こえた
なのでオレは"不敬とは"なんなのか
それを言葉に出すことにした
「オレは不敬というのは"尊敬の念を持たず、礼儀にはずれること"だと思っているのだが、アンタらが"してる行為こそ"礼儀を弁えてないと思う
見ず知らずのアンタたちの為に、命をかけて戦えってか?
それにオレは"勇者"だ
いいのか?
"勇者という最高戦力"を失うことになっても?
"勇者という存在の価値"が"どれ程のものなのか"それはアンタらの方が理解してるはずだろ?」
オレがそう言うと神官服の女性は悔しそうにオレを睨みつけた
数秒の沈黙が流れ...王様が突然、笑いだした
「ぶっははは
豪胆なやつよのぅ
余は...気に入ったぞ
"勇者の価値"か
その"価値"ことを理解してるのは... おぬしも同じではないか?
...まぁ、よい
異世界にはおぬしみたいな面白いがおるんだな
ここはおぬしのその"豪胆さ"に免じて許そうではないか」
王様がそう言うと殺気は霧散した
「ルイスよ
侍女どもを呼べ
この者たちを部屋に案内させるのだ」
神官服の女性は王様の方を向き跪き「はっ」と返事をした
そして王様は再び立ち上がり、王妃と王女を連れて奥の部屋に消えていった
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