chapter39 ギルマス登場
あ、そうだ。
「すいません、今…手持ちがないのですけど、魔獣の死体って換金できますか?」
放心状態だった受付嬢さんに声をかける。
「ま…魔獣の死体ですか?
モノによりますけど…なんの魔獣ですか?」
受付嬢さんはハッとして聞いてきた。
「ゴブリンですね」
オレはそう答えると…。
「ゴブリンと…なりますと、魔石しか買い取れる部分がありませんね。討伐報酬は出せますけど」
と受付嬢さんは答えてくれた。
「どれくらいになりますか?」
オレが聞くと…。
「討伐報酬の方が…1匹、銅貨5枚。
魔石の方は状態によりますが、1つ…銅貨2枚になりますね。
何匹討伐されたんですか?」
と尋ねられたので。
「5匹ですね」
と答えた。
「見せてもらうことはできますか?」
と受付嬢さんが言ってきた。
「いいですよ…アイテムボックス」
オレはそう言ってゴブリンの死体をカウンターの上に1体取り出した。
「ずいぶん状態がいいですね。
頭部に穴を空けて一発で仕留めたんですか…。
こんな方法、見たことありません」
そんな風に受付嬢さんが言っていると、奥の扉が『ガタン』と開いた。
「シェリア!! うるせぇええぞ!!」
ガタイのいい中年の男性の叫び声が響いた。
受付嬢さんが後ろを向き、体を半回転させて…。
「申し訳ありません、ギルドマスター」
そう言って頭を下げた。
ギルマスはルークさんに目が止まったのか。
「これは…ルーク様、ルーシェルク様。
お見苦しいところをお見せして申し訳ありません…」
と頭を下げる。
「いいよ、いいよ。オレはただの付き添いだしな」
とルークさんは笑顔で返していた。
ちなみに、ヤジを飛ばしていた酔っぱらいたちはオレが勇者だとわかって唖然としていた。
うるさいBGMがない間に話を進めよう。
「それで…登録できます?」
オレは受付嬢さんに声をかけた。
「は…はい。
大丈夫だと思います」
オレはゴブリンの死体をアイテムボックスにしまい、項目を記入していくのだった。
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