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異世界召喚されたけど召喚国が信用できないので気ままに生きることにしました  作者: 火川蓮
第二章 「高ランク冒険者邂逅」編

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chapter35 冒険者ギルドにて

冒険者ギルドに着いた。

外観は――どこか日本の某スーパーに似ていて、なかなか広そうだ。

漢字二文字で、Sから始まるローマ字五文字のあの店のことである。


重厚な建物の入口には、『冒険者ギルド シグル支部』と書かれた看板が掲げられていた。

中へ入ると――その瞬間、酒と鉄の匂いが鼻をつき、周囲の視線が一斉にこちらへ集まった。


「おいおい、なんで騎士ナイト様がこんなとこに来てんだぁ!?」


「ガキを連れてるのかよ。 にしても……二人ほど、べっぴんさんじゃねぇか」


「そこの嬢ちゃんたち、そんな冴えねぇガキ共といるより、俺たちと飲もうぜぇ!」


酒場併設のギルドらしく、酔っ払い冒険者たちが絡んでくる。

ルークさんと笹村さんが顔をしかめながら応じた。


「うるさいよ、酔っぱらいども。用が済んだらすぐ出てくから」


「おあいにくさま。私たちには素敵な勇者ナイト様がいるの。お断りさせていただくわ」


そう言って軽くあしらい、オレたちは受付へと向かった。


「よ、よよようこそ……ぼ、ぼぼ冒険者ギルドへ! ご用件を……お伺い、しても……よろしいでしょうか? ルークしゃま!」


受付嬢が噛み噛みで、しかも顔が引きつっている。

どうやらルークさんが公爵であることを知っているらしい。


その間にも、背後の酒場からはおっさんたちのヤジが飛ぶ。


「ナイト様だぁ! 確かに騎士ナイト様だが、勇者じゃねぇだろぉ!」


「ガハハハハ、勇者様だってよぉぉ! アハハハハハ!」


うるさいBGMが響く中、ルークさんは受付に話しかけた。


「この五人の登録を頼みたいんだが、いいか?」


「そ、それでしたら……書類の記入をお願いすることになりますが……よろしいでしょうか?」


受付嬢がそう答える。

そこでオレはふと気になったことを口にした。


「登録料って、かかりますか?」


「お一人様、銅貨二枚になります。

ですが――カードを紛失、破損して再登録する場合は銅貨五枚になりますので、お気をつけください。

それでは、登録用紙を用意してまいりますので……少々お待ちください」


受付嬢はガッチガチに固まった姿勢のまま、裏へと消えていった。

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