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chapter34 提案の行く先
数時間かけて郊外から街へ戻る。
門番に通してもらい街の中へ入ると、ルークさんがふと思い出したように口を開いた。
「そうだ、おまえら……これから冒険者ギルドに行くか?」
「冒険者ギルドですか?」
オレは首をかしげながら聞き返す。
「おう。
ギルドに登録すれば身分証がもらえるし、依頼をこなせば金も入る。
国の行き来も楽になるし、通行料も免除されるんだ」
ルークさんはいつもの調子で説明してくれた。
「いいこと尽くしに聞こえますが……デメリットもあるんですよね?」
オレがそう尋ねると、ルークさんは少し真面目な顔になった。
「そりゃあるさ。
罪を犯せばギルドカードは停止され、全ギルドに通達がいく。
罪が重ければ強制労働、最悪の場合は奴隷落ちだ。
札付きになれば、カードそのものを剥奪されることになる。……気をつけろよ」
街の喧騒の中を歩きながら、ルークさんの声が妙に重く響いた。
こうしてオレたちは、冒険者ギルドへと向かうことになった。
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