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異世界召喚されたけど召喚国が信用できないので気ままに生きることにしました  作者: 火川蓮
第二章 「高ランク冒険者邂逅」編

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chapter31 初めての戦闘

オレとゆうは知識である程度分かっていたが、笹村さん、岡崎さん、倉石さんは知らなかったらしく、興味深そうに目を輝かせていた。


ルークさんが低く声をかける。


「恐らく、ゴブリンは複数いると思う。いけるか?」


オレは覚悟を決めて答える。


「オレが行って数を減らします。みんなは、ゴブリンに連れ拐われないように気をつけて」


笹村さんが小声で聞いてくる。


「拐われると、どうなるの? 食べられるの?」


オレは一瞬言葉を詰まらせる。


「男なら殺されて食料に……女性の場合は……」


笹村さんはさらに詰め寄る。


「女性の場合は?」


オレは気まずそうに答えた。


「苗床にされて、妊娠できなくなったら食料にされる」


ルークさんが少し驚いた顔をする。


「勇者さん、そこまで知ってるのか。あとで、どこまで知ってるか聞いてもいいか?」


「ゴブリンについてですか?」


オレは答える。


ルークさんはうなずく。


「一言でゴブリンと言っても、色々いるのは知ってるんだろ?」


「上位種や進化の種類、進化段階もいくつかあるらしいことくらいしか…」


ルークさんは少し怖い表情を見せ、戦闘前の緊張を口にする。


「なるほど……。でも、まずは目の前のゴブリンを始末することが先だな」


オレは深く息を吸い、前に出る。


「では、行ってきます」


足元で『ガシャン』『ガシャン』と音が響き、隠れていた仲間の場所がばれそうになる。

オレは瞬時に魔力を集中させ、空間魔法――テレポートを発動。


「テレポート」


移動と同時に『ガシャン』と音が鳴り、崩れそうな体勢をなんとかバランスを保つ。

左右からゴブリンがオレ目がけて走ってきた。


「ギギ!?」 

「ギギギ!!」


目の前には5匹。右に3匹、左に2匹。左は5メートル、右は10メートルの距離だ。


まず左の2匹に狙いを定め、魔力弾を放つ。


「マジックバレット、マジックバレット」


直径12mmほどの魔力の弾丸が加速し、2匹のゴブリンの額を撃ち抜いた。

彼らはその場に倒れ、オレはすかさず右の3匹にも魔力の弾丸を放つ。


――戦闘の幕が上がった。

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