chapter27 魔力を保有する石
「魔力結晶…?…なんだそれは? 聞いたことがないんだが?」
ルークさんが首をかしげながら聞いてきた。
オレは息を整え、落ち着いて答える。
「そのままです…魔力の結晶です」
すると笹村さんが口を挟んできた。
「話してる途中で悪いんだけど、その“マセキ”とか“マショウセキ”って、何なのかしら?」
説明を一から始める必要があるな、とオレは思った。
「魔石は、その名の通り“魔力を保有する石”で、いくつか種類があります」
「種類?」
笹村さんが首をかしげる。
「はい。一番珍しいのは魔宝石と言って、魔力を宿す宝石です。とても価値が高く、用途も多様です。宝石として飾ることもできますし、魔法の補助や魔道具の材料としても使われます。種類は属性ごとに分かれていて、階級も存在します。属性は11種類、階級は6段階です。例外もありますが、上位ほど価値は高くなります」
「へぇ…宝石にもそんな分類があるのね」
笹村さんが少し驚いた様子で返す。
「次に魔石です。魔宝石ほどではありませんが、価値は高く、こちらも11属性6段階の階級があります」
「なるほど、覚えるの大変そう…」
「さらに魔鋼石は、魔力を宿す石を加工して作られ、主に武器や防具に使われます。魔鉱石は魔力の多い場所にある鉱物で、魔力の影響で変質した珍しい鉱物です」
「ふむふむ…」
笹村さんはうなずきながら聞いている。
「魔昌石は、魔力を宿す石で、魔法の補助や魔道具に使えます。ただし、魔道具に使う効率はあまり良くありません。魔物の体内にあるとされ、強い魔物ほど大きな魔力を宿しています。魔昌石を加工すると魔石になることもあります。そして、これらを踏まえると、魔力結晶は“魔力を宿す結晶”で、価値は魔昌石より低い、というわけです」
オレが説明し終えると、笹村さんを含むメンバーは口をポカーンと開けて、言葉を失っていた。
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