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異世界召喚されたけど召喚国が信用できないので気ままに生きることにしました  作者: 火川蓮
第二章 「高ランク冒険者邂逅」編

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Quiet talk 水面下にて

※ルーク視点です

勇者視点ではありません

勇者と話していたら、先輩に呼ばれた。


「あの勇者はなかなか面白そうなやつだから、もう少し話をしたかったのに…」


オレは思わず、そう呟いた


「なんですか?レクシア先輩」


呼ばれた用件はなんだろうか?


「副団長がね、勇者の教育係を君に任命するとか言ってたわよ。君なら上手くやれそうだって」


「オレでもあの勇者の手綱を握るのは無理っすよ。剣技は素人ですし、魔法もまだ大したことないけど、魔法の方は化けると思いますよ。あれは」


「確かに…化けるかもしれないわね」


先輩はそう言い、勇者の方を見つめていた。

勇者は目を瞑り、手を前に出している。次第に…勇者の掌の上に魔力が渦巻き始めた。

そして渦巻いた魔力は歪な形の物体へと成っていく。


そんな光景を見ていたら、先輩に声をかけられた。


「ねぇ、ルーク…聞いてる?」


「はっ、すいません。なんでしたっけ?」


「もう…副団長からもう1つ伝言よ。『例の件』…もう時期実行するらしいわ」


「え!?」

本当にやるんですか!?」


「声が大きいわよ。ったく…私もやりたくはないけど、この国はもう終わりよ。

『あれ』に参加するかどうかは各自の判断に任せるそうよ。『悔いのない選択をせよ』って」


「団長にも言ってあるんですよね?」


「初期段階で副団長が伝えてるはずよ。団長は参加しないと思うわ。

いつも『我々騎士団はどんな国王になろうとも、自分たちの職務を全うするのみ』って言ってるもの」


「そうですか。…その初期段階っていうのは数年の話ですよね?」


「いえ、数十年前よ。『例の件』の話が出たのは数年前よ。

君もせっかく『正騎士』になれたのに残念ね。でも、君なら冒険者としてもやっていけると思うわ。

参加するにせよ逃げるにせよ、覚悟はしておいた方がいいわね。

私としてはあの勇者の行動の方が心配だわ」


先輩はそう言って、もう一度勇者の方向を見た。

勇者は3人のお嬢ちゃんたちと話した後、ウォーターボールを出していた坊っちゃんと共に窓のある方向へ向かっていた。


「話はおしまいよ。恐らく、あの勇者だけど、剣技もちゃんと教えれば…化けるわよ」


そう言って先輩は立ち去った。


「…オレも勇者くんの元に向かいますか」

誤字、脱字、不自然な文章があれば指摘お願いします

読んでくれてる方ありがとうございます

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