chapter24 ルークの心眼
コ、コ、コウウウウシャァァアクククだぁぁぁぁぁ!?
オレは心の中で叫んだ
「公爵!?」
そう呟き……
オレがあっけに取られてると、騎士の人は腹を抱えて笑い出した。
「ぶははは! 公爵っても偉いのはオレの親父さ。
家の手伝いが嫌で騎士になったようなもんでな、貴族としての肩書きなんざ、あってないようなもんよ。」
「そうなんですか!?」
「そうそう。
でも親父には真正面から言ったら、"ウェルリル公爵家は代々〜"って長々と説教されてさ。
どうしても嫌なら国の役に立てって。"二択"を突きつけられたんだよ。」
「二択って…?」
「“騎士として国に仕える”か、あるいは“冒険者としてSランクになって国に貢献しろ”だ。」
「えぇぇえええ!?」
聞いた瞬間、口から変な声が出た。どっちも簡単じゃないって、小説でよく知ってる。
「学生時代は地獄だったよ。
朝から晩まで、勉学に鍛錬。何度逃げたくなったことか……って、悪いな。つい話しすぎた。
勇者さんは、お嬢さんたちに魔法を教えるとこだったな?」
「その前に、ひとつ聞いてもいいですか?」
「ん?」
「どうしてオレに話しかけてきたんです?」
ルークさんはニッと笑って、少し目を細めた。
「“面白そう”だったからさ。
陛下の前で、あれだけの啖呵を切る奴なんて滅多にいねぇ。普通なら打ち首か、投獄行きだ。
でもあんたは、違う――
いずれこの国すら手に負えなくなる存在になる。そう感じたんだ。」
「買いかぶりすぎじゃないですか?」
「それは、未来になればわかることさ。
あんたの名が、世界に轟く日を楽しみにしてる。」
そう言い残して、ルークさんは他の騎士に呼ばれ、軽やかに去っていった。
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