Quiet talk 深夜の一室にて
※番外編です
王族たちの話です
異世界から召喚した人々を王族に仕えている侍女たちが部屋に案内し、みんなが寝静まった頃、王族を含む、異世界から召喚の儀を行った人たちが集まり、話し合いをしていた
「宮廷魔術師の魔術長よ
他に"勇者"はおったか?」
王様は静かに口を開いた
ここは王宮の中でも"特別な場所"で誰にも聞かせられないような話をするところである
その為、ここの部屋には"防音結界を張る魔道具"が置かれている
神官服を着た女性...ルイスが跪いたまま答えた
「いいえ、あの者だけのようです」
ルイスは悔しそうにそう返すのだった
「そうか
手塩にかけた数百名以上の宮廷魔術師を犠牲して数百を越える数の異世界の者を召喚することに成功したが..."勇者の資質を持つ者"があの者だけとはな...」
王様はそう呟く
そう"異世界からの召喚"は"リスク"を伴うのだ
そもそも"異世界召喚"は"禁忌"されている
行えばその"儀式に参加した者"に"呪いが刻まれ"数日後に死に絶える
何故、"異世界召喚"が"禁忌"されている理由だが...
・神々が決めた理に抵触する為
・召喚の儀式を行うと自然界の魔力が減退し作物などが生えなくなる為
・世界に多大な影響を与え、生態系に大きな影響をもたらす為
以上のことがあげれるからである
数百年前に神々が決めたことである
神々が"召喚の儀式を禁忌"と定める前、各国で召喚の儀式が多発した
その影響でこの世界は滅びかけた
草木は生えず、生き物たちがどんどん絶滅していったのだ
神々はどうにかしようと死力を尽くした
そしてこの世界の神々は力のほとんどを失うことになったが、生き物が住めるまでに回復し、世界の生態系は時間をかけて戻っていった
この出来事は...数百年以上前の出来事である
そして神々は"二度と召喚の儀式"をさせない為、召喚の儀式にたいしてある規則を設けた
それは...
・熟練の魔法使いが数百人で何日もかけて詠唱しなければならないこと
・"召喚の儀式"に"参加した魔法使いは呪いを刻まれ数日後に死者になること"
・"呪いを刻まれた魔法使い"は死ぬと"呪い効果"により、アンデッドとなり、"失った魔力が戻るまで""世界の管理"を手伝うこと
以上3つの制約を設けたのだ
すると各国は"召喚の儀式"を次々とやめていった
現代では"遺失の儀式"としてしか書物にも記されておらず、"やり方までは"記されていなかった
ディルティーナ王国はその書物の文献が保管されていたのだ
数十年前に発見し数年前にやっと解読が終わり、儀式の準備をしてようやく召喚の儀式を執り行うことができた
王様は自国の戦力がガタ落ちすることに忌まわしく思いながらこれからのことを考えることした
「他に戦力になりそうな者はいたか?」
王様はルイスに問うた
「はい
90名ほどではありますが…おりました
その者たちを取り入れることができれば、呪いで犠牲になる宮廷魔術師と同等の戦力になるかと」
ルイスは淡々した感じで答えた
王様はその答えに嬉しく思い、どうやって取り入れようか頭を悩ませるのだった
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