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こっちだって意識しちゃうんだって
「リーシュ」
「はい、フェリーク様」
「おいで」
ソファーに座るフェリーク様に呼ばれて、隣に座る。
するとフェリーク様は私の髪を一房とってキスを落とした。
「え!?フェリーク様!?」
「可愛いからつい」
「ひぇっ」
だからその整ったお顔でそんなことしないでー!!!
「フェリーク様ぁ…最近どうしたんですかぁ…」
「にゃーん」
もはや涙目である。
ミネットちゃんが見かねてそばに寄ってきて頬を舐めて元気付けてくれた。
「だってリーシュが可愛いんだもの」
「もうやめてくださいよぉ」
「どうして?嫌だった?」
「嫌ではないです…!むしろドキドキして、苦しくなるから…フェリーク様のことすごく意識しちゃうんです…」
「へえ」
フェリーク様はにんまりと笑って言った。
「じゃあ、余計に続けないとね」
「え…?」
「意識して欲しくて、やってるんだからさ」
「!?」




