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美しき妖獣の花嫁となった  作者: 下菊みこと


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突然ぐいぐい来る

フェリーク様が、オヴェスト様が会いにきた次の日からいきなりぐいぐい来るようになった。


「リーシュ、今日も可愛いよ」


「え、あ、ありがとうございます…」


突然褒められ赤面する私の頬に手を擦り寄せて、なでる。


「ひゃっ」


「可愛い」


下手な男がこれをやると寒いかもしれない。しかしフェリーク様はとてもお美しいのでこんな動作もかっこよくなってしまう。


「リーシュはおれが好き?」


「はい、もちろん大好きです!」


「ふふ、よかった。もっと大好きになってね」


なんだろう。


糖度が高い。


甘すぎる。


わたあめかな?


「そ、その…フェリーク様…」


「うん?」


「照れちゃいます」


「いいんだよ、もっと照れてるとこおれに見せて」


余裕の笑みでそんなことを言うフェリーク様に心臓がばっくばく。


ドキドキしすぎて苦しい。


フェリーク様、本当にどうしちゃったんだろう。


「にゃーん」


そこでミネットちゃんが、タジタジな私を見かねて助け舟を出してくれた。


フェリーク様の頭を猫パンチして止めてくれたのである。


「えー、ミネットひどい。良いところだったのに」


「にゃーん」


「無理強いまではしてないってば」


ようやく解放されてちょっとホッとする。


フェリーク様のような美丈夫にあんな風にされると、心臓に悪いからね!

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