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美しき妖獣の花嫁となった  作者: 下菊みこと


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彼のお友達

変わらない日々を穏やかに過ごす。


フェリーク様との日々に満たされていたある日、お客様が来た。


ドアをノックされて出る。


「はい、どちら様でしょうか」


「へえ…君が拙の友人のお嫁さんかぁ。案外普通のお嬢さんだね」


初見で失礼なこの態度と友人という言葉で、誰だか悟る。


フェリーク様のご友人の西の森の精霊王様だ。


「拙は西の森の精霊王。友人に会いに来た。オヴェストって呼んでくれて良いよ」


「はじめまして、リーシュです。フェリーク様の妻です、よろしくお願いします」


「よろしくー」


オヴェスト様をリビングに案内する。


オヴェスト様はフェリーク様を見た瞬間パッと大輪の花が咲くように笑った。


「フェリーク!久しぶり!元気にしてた!?」


「もちろん!オヴェストこそ元気そうだね!」


「拙は元気も元気ー!フェリークの加護のおかげで西の森はいつだって活気溢れるからね!そこの精霊王もいつだって元気さ!」


オヴェスト様はフェリーク様の手を掴んでブンブン振り回す。


「あ、ところでフェリーク。お嫁さんとはどうなの?」


「毎日仲良く幸せに暮らしてるよ。リーシュが来てくれてからおれ、毎日が幸せなんだ」


フェリーク様はほわほわした笑顔でそう言う。


オヴェスト様はそれを見て一瞬固まって、そしてフェリーク様を強く抱きしめた。


「よかったねぇ、フェリーク…生きる意味もわからないまま悠久を生きる拙の同志。やっと生きる意味を見つけたんだね」


「オヴェスト…うん、ありがとう」


「思ったより良いお嫁さんみたいだし、本当に本当によかった…拙もはやくそんなお嫁さんに出会いたいなぁ…」


フェリーク様を離してから、ちょっと遠い目をしてそう言うオヴェスト様。


フェリーク様はなぜか自信満々に言った。


「オヴェストにもすぐに良い人が見つかるよ!」


「簡単に言いやがってー!」


フェリーク様の頬をむにょーんと引っ張るオヴェスト様。


仲の良い二人にとても癒された。

神の子扱いされている優しい義兄に気を遣ってたら、なんか執着されていました


という連載小説を掲載しております。完結済みです!よろしければお付き合いください!


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