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孤独な人

「おれ、初めて人に抱きしめられた」


「…」


だろうとは思いましたが、やはりか。


「よしよし」


「…頭撫でられるのも初めて」


フェリーク様は私をぎゅうと抱きしめる。


可愛い人。


ウェディングドレスは多分シワになるが、どうせ血塗れだ関係ない。


「私、多分貴方のことをいつか本気で愛すると思います」


「え、うん」


「なのでフェリーク様も、私を愛してください」


相思相愛のおしどり夫婦を目指しましょう。


そう言えば、フェリーク様は目をまん丸くしたあと笑った。


「多分もう、君のせいでおれのなかに愛は芽生え始めてる」


「あら奇遇。私も貴方への同情と貴方の美しさのせいで愛が芽生え始めてます」


「にゃーん」


ミネットちゃんは私も!と手を挙げる。


「ミネットちゃんも既に大好きですよ」


「あ、ミネットずるい」


「にゃーん」


勝ち誇った顔のミネットちゃんは天使か何かかな?


「…まあともかく、私たち良い夫婦になれそうですね」


「おれも思った。でも食べ方は学んだからもう見ちゃダメ」


「私もあんまり見たくないのでそうします」


ということでいい雰囲気になったと思ったらミネットちゃんとともに追い出された。


でもまあ、良い夫婦になれる確信は持てたから良いや。


と思ったらミネットちゃんに案内され洋服に着替えさせられた。


ウェディングドレスは、ミネットちゃんの魔法で血をシミ抜きされ出来る限り綺麗な状態にして部屋に飾られた。


ミネットちゃんは万能家政婦なの?天才なの?愛おしすぎない?

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