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美しき妖獣の花嫁となった  作者: 下菊みこと


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あの家族マジでクソ

神官のパウロお兄ちゃん。


それが俺。


誰から見ても気のいいお兄ちゃん、らしい。


そんな評価を受ける俺は、今猛烈に怒りを燃やしている。


リーシュちゃんの実家の連中と元婚約者に対して。


「今更後悔したって遅いっつーの」


最近男爵様は元気がない。


奥様はそれを見て憂い顔。


あのリーシュちゃんの妹は時折姉の私物だったものを撫でている。


あの元婚約者に至っては、最近ボロを出し始めてリーシュちゃんの妹を実はそんなに愛していない様子が見て取れた。


なぜそんなことを知っているかって、教会に懺悔しに来たりお祈りの日とかに来たりするとそんな様子だから。屋敷内ではもっと露骨なのだろう。


「四人揃って、今更虚しくなったってどうしようもないから」


ふんっと鼻を鳴らす。


いい気味だ、自分たちが失った女の子の価値を知れ。


その女の子は今、妖獣様のもとで幸せに暮らしてるけどね。


「はやくまたリーシュちゃんたちの顔が見たいなぁ」


妖獣様の様子も気になるしね。


この間元気がなかったから。


でもリーシュちゃんがいれば大丈夫だとは思うけど。

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