“僕、1週間後に死にますよ。” と好きな彼に言われた私は、、、!?
“僕、1週間後に死にますよ。”
私の大好きな彼にそう言われた私。
はじめは冗談かと思っていたが、どうやら本当らしい!
癌が見つかって半年! 彼を診た医師からはこう言われているらしい。
【・・・もういつ死んでもおかしくない状態です。】
でも? 彼は半年過ぎてもまだ生きている。
・・・いや? 彼の顔は、かなりよくないどす黒く濁ったような顔色で
血の気が全く感じないのだ。
以前会った時は、ガッチリした体格だったのに今はやせ細ってしまった。
確かに、“いつ死んでもおかしくない状態だと思う!”
私はそんな彼にそれでも、こう言ったのだ!
“残りの1週間だけでいいから、私と付き合ってほしいの!”
彼は、はにかんだ顔で私にこう答える。
“1週間だけならいいよ。”
正直、彼が健康体であれば間違いなく私は彼と付き合う事なんてなかった。
彼がこんな状態だから付き合えたのかもしれない。
それでも、“最後の最後まで私は彼の傍に居ようと心に決める!”
*
・・・私が彼に告白して、次の日。
彼はまた痩せこけていた、顔色も青ざめた顔に変わる。
たった1日で、こんなに変わるのかと私は思い知らされる。
それでも私は彼と居る、1週間は明るく笑って見送ってあげたい!
『今日は美味しいモノでも食べに行こうよ。』
『うん。』
『確か? カニが好きだったよね!』
『あぁ、カニは大好きだよ。』
『じゃあー今から私が車運転するから、カニ食べに行こう!』
『あぁ。』
私は念の為、トランクに車椅子を入れていた。
彼がいつ? 体が動かなくなるか分からないからだ!
そんな時、女の私でも彼を連れて行けるように車椅子が必要だと思った。
『ねえねえ? なんか喉乾いたから、コンビニ寄っていい?』
『いいよ。』
私はコンビニの駐車場に車を置いて、彼と一緒にコンビニに入る。
彼の顔色を見て何か? 血の気のいいモノを彼に食べてほしいと思ったのだ!
『オレンジジュースとか? サプリは?』
『僕は好きなモノ買うよ、もうそんな風に僕に気を遣わなくていいから。』
『・・・で、でも?』
『大丈夫! 僕は直ぐには死なないよ。』
『・・・・・・』
彼との一日一日が物凄く貴重な時間で、私は彼に何ができるのだろう?
1分1秒も彼の為に無駄にしたくない!
彼はそんな私のか考えが分かっているのか、、、?
私にこんな事を言った。
『“君との無駄な時間も、決して無駄じゃないんだよ。”』
『龍潭くん、』
『僕は幸せ者だな、君みたいな可愛い彼女が僕の傍に居てくれる。』
『・・・で、でも、私は龍潭くんに何もしてあげられない、』
『僕の傍に居てくれるだけでいいんだよ。』
『・・・・・・』
『僕の為に、まだ泣かないで。』
『・・・ううん。』
彼は自分の事をよく知っているのだ!
いつ死ぬのか? 何処で死ぬのか? その時、誰が自分の傍に居るのか?
そして彼は私を選んでくれた。
*
・・・そして、1週間後。
彼は帰らぬ人になってしまった。
“人の死はなんてあっけなく散ってしまうのだろう。”
私が彼に死なないでと心から願っても、彼の病気は待ってはくれない!
彼もその事はよく分かっている。
私だけがジタバタして、心の整理もつかず彼は逝ってしまった。
・・・でも彼の最後に私に残してくれた言葉はこうだった!
【僕が死んでも、いつも君を守り続ける事は出来るんだ。
いつまでも何処までも、僕の魂は君の傍に居ると誓うよ!】
彼の最後の言葉に、私は勝手に泣いていた!
そして彼はもう居ない!
私はまた前を向いて歩いて行けるのかな、、、?
でも大丈夫! いつも彼は私の傍に居てくれるんだもの。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




