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詩、紡ぐ場所(α)

Time Brake

作者: 蒼井托都

あなたの時間は止まるのに


わたしの時間は止まらない


秒針が一つずつ刻まれて


置き去りにされた時間が遠くなる


耳を塞いでかわした鐘の音が


心の奥底に染み渡る



誰もわたしの時を止めてはくれない


誰もあなたの時を動かしてはくれない



それは分かりきったこと


けれどここから一歩踏み出せば


二度とここには戻ってこれないことも知っている


これはただの未練の端くれ


もう少しだけ時間をちょうだい


そんな望みすら叶えてくれず


誰かが背中を押そうとしてる


過去を懐かしく思う時間もくれない


先読みすら出来ない未来に放り出そうとしてるのは・・・



思い出にすがるのを許してくれなかったのはあなただった


ただ何もかもを忘れて歩き出せと諭したのはあなただった



時計の魔法は唐突に切れ


繋いでいた手も背中を押した手も思い出せない


ただあの瞬間に縛り付けられた時の記憶だけが残り


その余韻が今でも胸を締め付ける


背中を押す手に抗い振り返った


最後の笑顔がもっと痛い



日付を記録していないのですが、その後明記する習慣がついたので相当昔に書いた作品だと思います。2005年か2006年頃。うろ覚えですが、何かのマンガを読んで感じた気持ちを文章にしていたような・・・?

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