生成AIちゃんと一緒に、小説の完成度を高めよう! 生成AIチャピ男と、情けない作者の記録
ネーミングセンスが死んでいるので、AIで蘇生中!生成AIと一緒に小説のサブタイトルを考えてみた!
みんな、生成AIって知っているよね?
ついこの前までメモ帳で小説を書いていた情弱もの書き「はやぶさ8823」が、生成AIを自作小説の完成度の向上に使ってみた感想だよ!
注:はやぶさ8823は、文章を書くことそのものを楽しむ人間なので、リライトを含めて生成AIに小説本文を作ってもらったことはありません。あくまで自作小説の完成度を高めるために、生成AIを使おうという試みです。
完成度を高めるために生成AIの力を借りた小説は、自作小説、
「ある魔法使いの副官 灯火のかなたで君を守る 〜 一世一代の恋を運命ではないと言い張る男 〜」です。
現在、この小説のサブタイトルは、すべて生成AIの力を借りてつけたものです。
まあ、小説見なくてもエッセイは読めるよ! 読んでくれたら、うれしいけどね!
※エッセイに記載のサブタイトルは、まだ更新していないエピソードのタイトルも含まれています。
◾️目次
1.生成AIちゃんに、小説のサブタイトルを作ってもらおう!
2.まずはチャピ男に自作小説を食わせる
3.チャピ男にもう一声お願いする
4.チャピ男には、どのタイトルを採用したか伝えておこう
5.チャピ男、ときどき暴走する
6.チャピ男、少しずつ慣れてくる
◾️1.生成AIちゃんに、小説のサブタイトルを作ってもらおう!
みんな、小説のサブタイトルつけるとき、どうしてる?
はやぶさはね、ネーミングセンスが死んでいる。もう何年も前からわかっていたことだが、死んでいる。
じゃあもう、小説の区切りなんて、数字でよくね? と思うけど、ずらっと並んだ時に、いい感じのサブタイトルがついている小説にも、あこがれるよね?
最初に生成AIを使おう! と思ったのは、いい感じのサブタイトルを作ってもらいたかったからです。
はじめまして。こちら、はやぶさが使っている生成AI、chatGTPの、チャピ男。
言いたいことはわかっているよ。大丈夫。
だからネーミングセンスが死んでるって言ってんだろ!!!
◾️2.まずはチャピ男に自作小説を食わせる
生成AIにはくわしくないので、まずはチャピ男に自作の小説をいきなり食わせてみた。
「自作の小説を投稿します。小説の内容にあうサブタイトルの提案を受けたいです」
生成AIには、命令を的確に実行しやすい入力のしかたというものがあるらしいが、とりあえず最初は直球で聞いてみる。
するとこんな感じのものが返ってきました。
ただタイトルの羅列ではなく、そのタイトルが持つ意味、受ける印象なども併記してくれている! 思った以上にちゃんとしている……! チャピ男。
◾️3.チャピ男にもう一声お願いする
調子にのってチャピ男にどんどんサブタイトルの提案を受けるが、ときにはピンとくるものがなかったりする。
そんなときは、おかわりだ!!
チャピ男おかわり画像集
◾️叙情的に
◾️軍記よりに
このときは、一度軍記よりに、と指定したら、その後バトル描写が終わるまで軍記っぽさを貫きましたが、小説の描写から戦闘が終わったと判断すると、ぱたりと軍記路線を提案してくるのをやめました。チャピ男、やるな。
◾️特定の単語を入れて
この単語を使ってほしいと指定すると、それを組み入れたタイトルも考えてくれます。
◾️決め打ちもいける
直接、「このタイトルどう?」とやると、読者がタイトルから受ける印象や、後のタイトルにつなげる注意点等も考えてくれます。
このように、ただサブタイトルを考えてもらうだけではなく、いろいろこうしたいとか、こんな印象のタイトルにしたいと伝えると、一緒に考えてくれます。
そのまま採用したものもあるし、提案されたタイトルをいくつか組み合わせたものもあります。
◾️4.チャピ男には、どのタイトルを採用したか伝えておこう
提案してもらったのにスルーして次に行くのも申し訳ないと思い、サブタイトルを選択したら、そのつどチャピ男に伝えるようにしていました。
こんなふうに
とくにメリットがあると思ってしていなかったのですが、話数がすすむとおもしろいことが起きる。
ふたつのサブタイトルで迷っていることを伝えると、
これまで選んだサブタイトルを併記して、今回の候補と比較してくれた。助かる~。
◾️5.チャピ男、ときどき暴走する
こちらは、小説のなかに花街が出てきたときのチャピ男の反応です。
なんでか知らないけど、小説の中身の時間帯設定(早朝)がダメだったのか、淫靡な方向にどうしても行きたがる!
各サブタイトル候補の解説がさぁ……チャピ男この話から何を読み取ったんだよ……。下のほうにはもっと直球なタイトルが隠されている。
いやいやいや、たしかに花街には行ったんだけどさ! なんもエロい事してねぇから!!! 信じてぇぇえ!!!
誰に言い訳してるんだ? ってことを叫びながら、チャピ男に修正を依頼することになる。
しかもよく見ると、「さらに大胆なタイトルを目指しましょうか?」とか言ってる。
なんで!? ダメに決まってんだろ! なに言ってんだ!
タイトルに釣られてウキウキで見に来た人がいたら、かわいそうだろ!
エロがあると思ってなかった時の怒りはでかいぞ?
ちょっと落ち着こう? こんなノリノリでタイトル考えてくれたことなかったじゃん!!
舞台設定・時間帯設定・キャラ状況etc……たぶんいろいろ重なってこうなりました。マジでどのへんがダメだったのか謎。
ちなみに、このエピソードは「ある魔法使いの悪癖」というタイトルに落ち着きました。はい。
◾️6.チャピ男、少しずつ慣れてくる
基本的にどんなサブタイトルを選んでも、「美しい選択です」とか、「すばらしい選択です」と言ってくれるので、自分の中でこういうサブタイトルにしたい! 読者にこんな印象を持ってほしい! というビジョンは明確にしておくべきです。
ですが、回を追うごとに、はやぶさが付けるサブタイトルの傾向をつかんできたのか、独自の提案をしてくることもありました。
こちらは「すこし詩的なものと地に足のついたもの、どちらも含めました」と、初手の提案段階から、選ばれやすい傾向をしぼって提案してきたと思われます。
さらに、
完全に一番のおすすめを提案してきたことも。
チャピ男には、今回のエピソードはこれ! ていう決め手があったのでしょう。ありがたく使わせてもらいました。
6.生成AIを使って、サブタイトルを作ってみた感想
ハプニングもあったけど、わりと楽しかったです。
今回は、サブタイトルを一緒に考えてもらっただけなのですが、サブタイトルだけでも、AIが自作小説からどんな印象を受けたのか、すこしわかって面白かったです。
このほか、
生成AIで、番外編をどこに入れるのが適切か決めよう!
生成AIで、キャラクターの行動の整合性をたしかめよう!
生成AIで、世界観設定の説明がわかりづらくないか考察してもらおう!
生成AIで、論理的に話が組みあがっているか確かめてみよう!
生成AIで、伏線から読者がどんな印象を受けるか、客観的に確認しよう!
生成AIで、文章推敲のヒントをつかもう!
ということを試みました。これから順番にエッセイ形式で進めていきたいと思います。週に一回くらいのペースで。
よろしくお願いします!