表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
STAND BY ME!  作者: ぬこ@nuko_nuko


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/51

春名:良かった。




 「送信、完了っ」

 

 

 無事に仲直りした事と、ありがとうと、ごめんねとで大分長くなったメッセージが、三津屋とのトークルームに表示される。

 きっと今はまだ、彼氏といると思う。

 だから、返信はいいから、後でゆっくり話そうって文末に書いた。

 

 

 「ほんと、……良かった」


 

 今日あった事を改めて思い出してみる。

 色んな事があったから、凄く一日が長かった。

 

 だけど、良かった。

 ただ──



 「春名、彼氏来たんだって?」

 「……ママ、ノック位してよっ! ていうか、ケガした娘に大丈夫より先にそっち?」


 

 バタンとドアを開けて入ってきたのは、ママ。

 仕事が終わって、今帰ってきて──多分お姉ちゃんから春臣の事、聞いたんだろうな。

 

 春臣に家まで送ってもらった時、丁度お姉ちゃんが帰ってきた所で、鉢合わせしちゃったんだよね。


 

 「ああそうそう、大丈夫なんでしょ?」

 「……大丈夫だけど」

 「で、聞いたわよ、外国の人なんですって?」

 「なんでっ!?」

 

 

 藤田春臣、どう聞いても日本人でしょっ?

 春臣、お姉ちゃんに自己紹介してたよね?


 

 「玄関に入れないくらい背が高い人だって聞いたけど、どこで知り合ったの?」

 「同じ学校だから! 日本人だよっ」

 「あら? でもお姉ちゃんが」

 「身長高いから、勘違いしたんでしょっ!」


 

 そうかもしれないわね、なんていって納得するママ。

 でも……春臣は、うちの玄関で頭ぶつけるかも。

 あたしの部屋に入るときも──

 


 「それじゃ、ご飯食べに行きながらじっくり聞かせてもらおうかしら」

 「なんでっ!?」

 「今日はパパがお仕事でお泊りだからよ」

 


 せっかくだから春名の彼氏さんも呼びましょうよ、なんてママが言い出すから慌てて止めようとした途端、スマホに着信が入った。

 


 「ママ、ほら、電話だから出ててっ」

 「もうー」

 「もうー、じゃなくてっ!」


 

 画面を見ると、春臣。

 春臣だってわかったらママが話したがるし、そんなの恥ずかしくて絶対嫌。

 

 ママが部屋から出たのを見て、電話に出て──「ちょっとお姉ちゃんっ!?」

 

 今度はノックしないままお姉ちゃんが部屋に入ってきた。


 

 「出てってよー!」

 「あらやだ、反抗期? これあげるから、頑張ってねっ」


 

 にやにや笑いながら見せてくれるのは──雑誌。

 しかもタイトルに、……


 

 「大人のエッチテクとかそんなのいらないっ!」

 「勉強は必要よー?」

 「まだ早いもんっ!」

 「春名ってばー、まあコレもあげるから」

 

 

 そう言ってぽいっと投げられたのは──

 ……何だろう、これ。


 首を傾げると、お勧めだから彼氏に聞いてみるといいわよーと笑いながらお姉ちゃんが出て行った。

 うん、春臣に後で聞いてみよう……って、電話!!


 

 「……春臣っ?」

 「はい」

 「き、聞こえて──た?」

 「す、すみません。具合はどうかと思って……何度か呼びかけたのですが繋がらなくて、かけ直そうかと思っていた所です」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
いやー、ハッピーでいいですね!よかったです!それにしても、中毒性のある文体です。続きも、楽しみにしています!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ