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異世界神 ~神さまだって人間だもの~  作者: モーニングあんこ
1/1

デビュー

 少年ツネタロウを書いてますモーニングあんこです。ちょっとダークで、神目線のなにかを書きたくなり下書きを1つ書いて寝かせてました。特に熟すことはありませんでしたが、今の時期だからこそタイムリーかなと思いまして投稿させていただきました。

 聖書を今まで読んでいなかった人でも比較的読みやすいのが、創世記1章の冒頭部分。私が好きな部分でもあります。地球の成り立ちが書かれているのとファンタジー要素が満載なので、まだ読んだことの無い人はどこの聖書でも構いません。一度読んでもらえると嬉しいですね。大丈夫です。勧誘はしません。大概の聖書には神の名前が書かれています。神もしくはしゅ。そこまで読めばあとは聖書をそっと閉じてもらって結構です。

 さて、今日の仕事は。と言ってもいつも同じことの繰り返しだ。どれ面白いことはないかな。


 私は、与惣次よそじ。飲酒運転に巻き込まれて私は死んだ。他人は私を運の悪い男だと言うが、私はこの十数年死にたいと思っていた。その手伝いをしてくれたのだ。感謝しかない。ようやく私の葬式が終わり、参列した者は家族でも父と兄と妹だけという酷い有様。どれだけ私には人望が無いのかと知ってしまうと死んだ今でも気分が悪い。


 家族の紹介はまた今度にするとして、私は今、生前にマンガやアニメでよく見ていた異世界の神をしている。なにをふざけたことをと笑うだろう。良いのだ。私が死んですぐに神は私の前に現れた。


  神「お主が、与惣次だな。お主はさっき事故に巻き込まれて死んだところだ。ほれ下を覗いて見てよ。あのぐちゃぐちゃになった(かたま)りがお主だ。即死したからどうだ苦しみも無いだろ。良かったな」


  与惣次「あーホントだ死んでる。きったねえ。人ってあんな風にぐちゃぐちゃになるんですね。っていかなんで神様が私に声を?閻魔様的な感じですか?」


  神「わしは、神だからな。閻魔というのは仏の世界だから私とは全く関係ないのだよ。人間が勝手に作り出したフィクションだ。そんなフィクションはこの世には無い」


  与惣次「へぇそういうもんですか」


  神「ところでお主は、聖書の創世記(そうせいき)というのを読んだことはあるか?」


  与惣次「ええまぁ。私は、子供の頃とある宗教の信者として通わされていましたので、創世記でも冒頭くらいなら知っています。とはいっても詳しいことは覚えていませんが」


  神「そうか。あれは私が書いたものだからな。暇あれば読んで見よ」


  与惣次「あら。あなたがヤハウェでしたか」


  ヤハウェ「おお。我が名を知っておったか」


  与惣次「いや、さすがにそれくらいは」


  ヤハウェ「いやな。わしの名を勝手に書き換えた愚か者たちがおってな。聖書に書いてあるだろ。ヤハウェだと。なのに、息子のキリストを神と崇めやがって。あの人間ども。なんだったら、キリストの母のマリアを神として崇める愚か者もいる。何を考えているんだ。創世記を見てたらわかるだろ。神はヤハウェだと書いたんだから別の神にするな、っていうんだ。まったくこれだから不出来な人間は嫌いなんだ。みんな(だま)されおる」


  与惣次「へぇ。神様でも人間らしく怒るんですね」


 与惣次は笑いながら話す。


  ヤハウエ「おっ。笑顔になったな。よいぞ。いつまでも辛気(しんき)臭い顔でいてはいられんからな。なーに別にワシを崇めよとは言ってはおらん。一応神だから名前があるんだという自己紹介だ。気にするな。さて、今回お主を呼んだのは、せっかく希望通り死んだのだから一仕事してもらいたいと思ってな」


  与惣次「死んでからでも仕事ってあるんですか?」


  ヤハウェ「望むならだが。まぁすぐに決めなくても良い。ひとまず仕事の概要を伝えておこう」


 そうヤハウェは言うと前任者が作った資料を見せてもらう。意外なことに紙の資料だった。


 ☆これだけ覚えておこう!異世界神いせかいしんの基本的ルール☆


・異世界神は支店長という立場で物事を進めよ

・異世界神は手出しをしても良いが深入りするな

・異世界神はかなり暇をもてあそぶぞ

・異世界神は眺めてその状況を記録するのが仕事だ

・異世界神に目標は無い

・異世界神も一応は人間だ


  与惣次「神様。A4ペラいちでいいんですか?」


  ヤハウェ「省略するな。名前で呼べ。良いんだよ。それがほとんどだから。なに?もっと欲しいのか?仕方ない口頭で説明するから覚えておけよ」


 良く言えばフレンドリーな神様だが、まぁそうだよな。日本人って名前の後ろに肩書を入れて呼びがちだけど、欧米の人は名前だけで呼び合うもんな。ヤハウェ神なんて呼ぶのは日本人位なもんだと言うし。そうか。神様も実は欧米の感覚を持ち合わせてるのかもしれないな。


  ヤハウェ「良いから集中して聞け。ごほん。神というのは、基本何もしない。創世記1章を思い出して見よ。地球の誕生を6日で作りあげ、動物や植物を作りだし、最後に最初の人間であるアダムを作った。アダムが一人じゃ寂しいと泣きつくから(つがい)としてイブを生み出したのだ。アダムの肋骨(ろっこつ)から作ったのは知っておろう。血を分けたふたりだということだな。わしが主にやった仕事はこれくらいだ。だが、お主に与える異世界神というのは、既に出来上がった異世界の地球のような場所だ。そうだな。異世界だから宇宙の果てにあるとかそういうものではない。お主の好きな本にもそうあるだろ?そういうことじゃ。お主にやってもらいたいのは、ただ見守ってその日の日誌を埋めてもらえばよい。それだけだ。人間はなにかをしないとツラくなるからな。だから、眺めては日誌を埋めるという作業をしてもらいたい」


  与惣次「はぁえ。簡単で割と良さそうですね」


  ヤハウェ「46時中見て無くても良いぞ。それもまたシンドイからな。お主には契約として1000年見守って欲しい」


  与惣次「1000年もですか?」


  ヤハウェ「神にとっての1000年は人間で言う100年くらいだ。どうだ。短いであろう」


  与惣次「いや私の人生50年未満ですよ。その倍以上もあるのかと思うとゾッとしますね」


  ヤハウェ「1000年後お主が望めばそのまま継続しても良い。1000年(ごと)の契約になる。ただし、異世界は1000年毎にリセットされる。そこにいる住人は、()()をした者だけが住む。転生したものは皆それまでの知識を持ったまま転生することになる。それゆえ、地球の歴史よりも早く発展するから見てるだけでも楽しいぞ。神として1000年生きた人間に試験をしている。その試験を突破した者だけ地球に赤子として転生するのだ。人生のやり直しだな。突破できなかったものはそのまま再び1000年頑張ってもらう」


  与惣次「なるほど。途中で心変わりしたらどうしましょ」


  ヤハウェ「それは、心変わりしてもそのまま続けるほか無い」


  与惣次「前任者はなぜ辞めたのですか?」


  ヤハウェ「辞めてはおらんぞ。1万年見続けてやりつくしたから次の1000年で交代したいというので、丁度良い人材を探してたらお主が良いと思って声をかけたのじゃよ」


  与惣次「あら。良い人材ですって。こんなの言われたの初めてかもしれません」


  ヤハウェ「うん。まぁそうだ」


 ヤハウェは、丁度良い人材というのであり、適任というわけでもなく適当に見つけただけだが本人が喜んでいるうちに契約させたいと考えた。


  ヤハウェ「どうだ。やって見たくなったか。お主にピッタリじゃぞ」


  与惣次「それで私にどんな得があるというのです?」


  ヤハウェ「死んでも尚物欲にまみれたいか。願いがあるなら言うてみよ」


  与惣次「物欲ですか。死んだ今物欲も色欲も意味ありませんからね。私はこれから神になるわけですが、民に私の事を神と呼ばせても良いでしょうか」


  ヤハウェ「実際に神だからな。民の支えになるのであればそれは良いだろう。しかし、この創造主であるヤハウェに対し牙をむくことは許さん。その時は、民もろ共滅ぼしてくれる」


 ヤハウェはその聖書の中で、神の使いに裏切られるということで話が大きく進んだ。食うなよ絶対に喰うなよいいな絶対だぞ。とヤハウェは言ったため聖書が誕生したという。


  与惣次「契約したい気持ちはあります。ですがその前にお聞きしたい。断ったらどうなるのです?」


  ヤハウェ「断ったらお主はただの(しかばね)になり土へと(かえ)るだけだ。記憶も何もなく霊体として誰かにちょっかいをかける事も出来ずただ、土へと還るだけの存在だ。まぁそれも悪くは無いだろうが、お主が異世界に行きたいと願っていたようだから叶えてやろうと思ったに過ぎないのだ」


 ヤハウェは嘘をついた。願いをかなえようとは特に思っても居ない。丁度良い人間がいるから適当に声をかけた。いわゆるナンパのようなものだ。そこに異性がいるから声をかけた。そのようなものだ。そこに愛は無くただ良いタイミングで現れたから声をかけたに過ぎない。だが、ナンパ師でもそれっぽく見せるように声をかけ最もそうなことを言う。ヤハウェもそれと同じことをしたのだ。


  与惣次「そうですか。私の趣味まで理解していただき感謝します。わかりました。契約させていただきます。神の視点から人々を眺めるのも面白そうですね」


  ヤハウェ「そうか!やってくれるか。ではここにサインと拇印ぼいんを」


  与惣次「思ってたのと違う契約ですね。なんかこうもっとなんというかこう」


  ヤハウェ「これな。わしのコレクションなんじゃよ。人間がやってるのを見てやりたくなってな。人間は面白いぞ。色々な考えを持つからな。お主もきっと楽しいぞ。では達者でな」


  与惣次「あれ?ここからどうやって異世界へ」


 与惣次の前に大きな光の門が現れた。


  与惣次「おお。ファンタジィー。それっぽい」


 光の門をくぐるとそこはどこか見慣れたようで知らない大草原が広がっている。それを俯瞰(ふかん)で見ている状態。そこを小さく動くものが見える。覗き込むようにすると一気に拡大されて行く。よく見ると人間だ。


  与惣次「第一異世界人発見!」


 どうやら木の実を採取しているようだ。なるほど。これは、原始時代的な感じだろうか。ってことは、リセットされたばかりということか。なるほど。で、これからどうする?この異世界人だけ見ててもな。他も見て見ようか。目線を逸らした方向へ異世界は移動する。思ったようにすると自動で動くのか。これは楽だな。クリックしたりピンチアウトしなくても勝手に移動するし拡大・縮小してくれる。楽しいぞ。


  与惣次「おっ!あれはなんだ?」


 拡大すると自分の慣れの果てのような姿をした者が現れた。手足がかろうじて繋がっているだけで、今すぐに見動きは出来ない。


  与惣次「可哀想に。眼は動いているからなにかを察知しようとしているのだろう。どれ、何を考えているか神ならわかるだろう」


 当然見ることが出来た。今の自分の状態を懸命に知ろうとしてるようだ。だがこのままでは、死に絶えるな。ん?

 与惣次は何者かに気づきその何者かを追求した。動物だ。肉食動物ならあの者は食べられてしまうだろう。どうする。どうしたらよい。だが私は神だ。見守るほか無いのか。

 再び人間を見ると口が動いている。なにをしているのだろう。拡大。そうか。草をんでいるのだな。なんとか生きようとしているのか。そうか。

 なんとかあの者の資料(データ)を知りたい。経歴が見れた。なるほど願えば見れるのか。どれ。


 リリー 22歳女。 彼氏にフラれて自暴自棄(じぼうじき)になりクルマの飛び込んだ。


 なんじゃこりゃ。短絡(たんらく)的すぎるだろ。そんなんで自殺ってお前。ふざけんな。なんだ、可哀想だと思ったらこんなことか。くだらん。手助けは無用だな。


 なんだ?NEWと書いてあるが。どれ。新情報か。リリーは幼馴染の男性と付き合ってきたが、なかなか結婚に踏み出さない男性に詰め寄ると実は別に付き合っている女性がいることが判明。それを知り自暴自棄になった。

 なるほど。だが、こう言っては何だが、そのような男女は良くあることだ。その都度自殺していてはキリがない。なんてバカなことをしたんだ。

 ふと、自分の事を思う。今こうして神として働いているから神目線でそう感じるのだろう。もし、自分自身がリリーだったらどうしただろうか。自暴自棄の種類もあるだろうが、自殺も1つの手段として考えていたかもしれないな。今のリリーの気持ちを知りたいな。

 リリーの気持ちは。っと、後悔をしているのか。死んだつもりがこのような形で生きてしまったことに後悔しているのか。そうだな。そのままでは何もできずそのまま転がってるだけだからな。可哀想に。

 私が何か手伝えることは無いのだろうか。


  与惣次「神よ。ヤハウェよ!私のこのリリーを救いたいのです。どうすればよいのでしょうか」


 声に出し願ったが返答はない。そうか。これが神の試練なのか。よし、今のわたしに出来ることを色々試してみよう。


  与惣次「リリー。リリーよ。私の声は聞こえるか?」


  リリー「あ。あああああああ」


 そうか声帯はあるにはあるが話せるほどじゃないのか。だが、私の声は聞こえたようだ。


  与惣次「リリー。あなたは今どうなりたいのですか?頭の中で念じなさい」


 リリーは、生きたい。身体を元に戻してほしいと願った。


  与惣次「リリー。あなたは素直なのですね。良いでしょう。今はとりあえず眼を(つむ)り眠りなさい」


 リリーは言われた通り眼を瞑り眠りについた。


 与惣次は、それから眠るリリーの身体を繋ぎ合わせることができた。


 それからしてしばらくするとリリーは目を覚ました。手足があるのを眼だけで確認。まずは指の動作確認。次に腕の可動確認。起き上がり足も2本あり思ったように動く。リリーは飛び跳ねている。その様子を見守る与惣次。


  与惣次「元気になったようだ。良かった。無事でな」


 リリーは、走り出した。与惣次は気になりずっと見守っていると、リリーは崖から飛び降りた。そう。リリーは裏切ったのだ。再び自殺を選んだ。与惣次の気持ちを裏切り飛び降りた。与惣次の心は裏切られた悲しみでいっぱいになった。リリーの事が心配で再び崖下を覗くとリリーの身体は再び潰れていた。与惣次は泣いた。声を出して泣いた。


 泣いている与惣次のところへ日誌が届く。神の使いが持って来た。


  神の使い「与惣次様。泣いているところ申し訳ありませんが、本日の日誌です。どのようなことでも良いので与惣次様の思った事を書いてくださいね。ある程度溜まったら回収します。それまでに日誌による報告お待ちしてます。忘れないようお願いしますね」


 そういうと神の使いは立ち去った。言われた通り、日誌に書く。第一異世界人とリリーを。リリーを助け動けるようにしたが、再び自殺を選んだ。元気に生きてくれることを願って身体を繋いだというのに。なぜリリーは私に嘘をついたのか。再びリリーの身体は離れ離れになっていた。その光景に気持ち悪くなるよりも悲しみが勝った。治ったことで喜んでたあの光景はなんだったのか。悔しい。悔しい気持ちを日誌に書き綴った。


 与惣次は悲しい思いをしながらも紙の資料を見直した。


・異世界神は支店長という立場で物事を進めよ

・異世界神は手出しをしても良いが深入りするな

・異世界神はかなり暇をもてあそぶぞ

・異世界神は眺めてその状況を記録するのが仕事だ

・異世界神に目標は無い

・異世界神も一応は人間だ


  与惣次「そうか。手出しをしても深入りするなとはこのことか。その状況を日誌に記録する。それのことか。だが最後の神も一応は人間だ。神になった今でも泣くのだから人間の要素が残されているのだな。さすがは先人(せんじん)だ。わかった。もう二度と手を出すまい」


 最初に手渡されたA4ペラいちの紙の資料がこんなに心の支えになるとは思いもしなかった。きっと先人も同じことをして苦しい思いをしたのだろう。この星は、自殺した者だけが集まるのだから心に傷を負ったものがほとんどというのだろう。仕方ない。


 神でも一応は人間ということで、与惣次も眠りに着く。


 いかがでしたでしょうか。最後はフテ寝の神さま。神さまだって人間だもの。

 少し古い情報ですが、世界で年間80万人前後の人が自殺で亡くなっています。その死んだ人が集められた星があったとしたらどうでしょうか。それは肉体的にも精神的にも地獄になるのでしょうか。それとも同じ死因の仲間で天国でしょうか。聖書のどこかに書いてありましたが、人は死ねば記憶も思念もなにもなくなりただ土に還るのだと。これを考えると幽霊にさえなることが出来ず消え失せるのだとわかりますね。

 ホラーでありがちなゾンビは、神に対する冒とく行為なんですよね。死ねば土に還ると言ってるのですからゾンビは肉体があり記憶を兼ね備えた別人格。敬虔けいけんなクリスチャンは、ゾンビ映画などのような作品を嫌う傾向がありますね。

 でも不思議ですよね。その昔のアメリカでは、子供たちに創世記くらいは読ませて勉強させた方が良いという教育方針もあったというのに、神に背くゾンビを作品として世に出したのがアメリカ人という皮肉。

 今回の異世界神には、ゾンビは出てきません。また、神ヤハウェは一般的な呼び名として採用しています。特別どこかの宗派を支持しているというわけではありません。一度Wikipediaで調べてもらうとなんとなくわかるかもしれません。

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