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この連載作品は未完結のまま約4年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

犬塚さんと影野くん ~下校中に犬に突撃されたらゴールデンレトリバー(美少女)に懐かれました~

作者:近藤ハジメ
俺の名前は影野英雄。イヤホンをして、ロックバンド《RED TAIL》を爆音で流す平凡な男子高校生だ。

「その子捕まえて~っ!」
「なんでー!?」
「わんっ!」

 そんなある日、俺はゴールデンレトリバーに突撃されてしまう。
 だが、そんなことはどうでもいい。
 ゴールデンレトリバーの飼い主は学校一の美少女、犬塚狛子だったのだ。

 関わると目立ってしまう! そう思った俺は会心の一手を放った。

「オットー! 今日ハ面白イテレビガアルンダッター! ソレデハ、僕ハコレデ!」

 なんとか逃げ切れた。
 はずだった。

「あーっ! 君、昨日の!」

 なんと、席替えで隣の席になってしまったのだ。
 それからなぜか話しかけられるし。

 でも……。

「え、なんでオタクが犬塚さんと話してるの?」
「立場をわきまえろよ」
「お前が話していい人間じゃねえんだよ」

 そう。俺と犬塚狛子は関わらないほうがいい。
 俺のためにも、犬塚狛子のためにも。

 なのに、なのに! 事あるごとに俺にかまってくるんだが!?

 俺が美味しいものを食べてると羨ましそうにこっちに来るし。
「なにそれ! 美味しそう!」
「食べたいか?」
「うん!」
「よし。それなら、犬の真似をするなら――――」
「わんわんっ!」
「早…。プライドないのかよ」
「わんっ!」

 時には授業中。
「ねー! 見てこれ、上手いでしょ!?」
「おお! すげえ、似てる!」
「くおらぁ! お前ら、授業中に遊ぶなーっ!」

 時には風邪をひいた時。
「ごほごほっ」
「大丈夫? はい、あーんっ」
「あーん……うまっ」

 時には二人きりで体育倉庫に閉じ込められ……。
「見て見て!」
「何これ?」
「陸上の砲丸!」
「おっそろしいな!?」
「ふんっ!」
「しかも軽々と持ってらっしゃる!?」

 この物語はそんな感じで何気ない日常を送る、影野英雄と犬塚狛子の特に何の変哲もない学園系ラブコメだ。
一日目
2021/01/31 08:00
二日目
2021/01/31 08:00
三日目
2021/01/31 12:00
四日目
2021/01/31 17:00
五日目
2021/02/02 18:10
六日目
2021/02/03 18:00
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