俺が死んでいるのは、美化したからだ
俺が何をした。夏休みの宿題。
何がいいたいの?
救いたい奴らがいるんだ。
誰をあんたのお子さん。
それは、脅しだ。人の子をだしに使うなんて。
だしになんて使っていないし、何で脅し、って言うんだ。
じゃあ、あんたの脅し、って何よ。具体的に言って。
ぶっ殺してやる、とか、金寄越せ、とか人の弱味に漬け込むことじゃないか。
はまった。ざまぁみろ。人を脅しといて、何を言う。
えっ、脅しの具体例を出しただけじゃないか。
それが、脅しって言うんだよ。本気で言っているかどうかは問題じゃない。
何で脅しになるんだ。
当たり前でしょ。脅しを口にしたんだから。ブタ箱で考えろ。
そっちの方が脅しだ。
はいはい、ブタ箱で考えろ。
何でそうなるんだ。
そうなるんじゃなくて、こうなるでしょ。
すごい僕は学校の宿題を届けただけだ。なのに、この始末。世の中がどうかしている。僕は悔しかった。県会議員の息子である友人宅に宿題を届けただけなのに。
やはり夏休みの宿題プリント500枚を届けた僕の自業自得か。いま思えば悪かったな。死にたくなるよな。
宿題は書写すれば、いいだろ。これも脅しか。