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魔法教育開始します(5)

あーあ………俺って結局、唯一の楽しみだった魔法も使えないのか………

でも、聖女になれたったてことは魔力はあるんだよな………はぁ…………

じゃあなんで使えないんだよ?




「おはよ〜聖女ちゃん!」

朝早くレイオス様がリシャのもとに訪ねてきた。

(相変わらずオスカーにそっくりだな。)

リシャはレイオス様を見る度、前世の友人に会ったような感覚になる。

「おはようございます。レイオス様」

(あれ、でも今日はマミュウラ様もハルス様も来てないんだな……)

リシャの目線で気づいたのかレイオス様が

「2人はね〜………撒いてきちゃった♪」

おどけたように話した。

(!?!?なぜ!?!?!?)

「まぁ、それは置いといて、場所移動するよ〜」

レイオス様はそう言うと共にリシャの手を握った。


次の瞬間、見たことの無い草原にいた。

「え……あれ…………?部屋は………」

混乱するリシャに

「ははっいきなりで驚いたか。ごめんね?ルシエラくんが来てるっぽかったから転移魔法で連れてきちゃった。」

レイオス様は楽しそうにリシャに笑いかけた。

(?…ルシエラ…………あ、マミュウラ様の名前か…)

「あの……ここはどこでしょうか?それにマミュウラ様は護衛ですのに…いいのですか?」

リシャが疑問をぶつけると

「あぁ、一応王宮からは出てないよ。立ち入り制限されてる場所だけど……あと、ルシエラくんはいいの。護衛っていってもあそこまでひっついてる方がおかしいよ?」

普通に答えてくれた。

(んー………立ち入り制限ってのも気になるけど……やっぱり……マミュウラ様があそこまでベッタリなのはどう考えてもおかしいよな)

「そうなのですね。」

気になることはあるもののリシャは相槌をうった。


「ところで、本日はなんのご用件でしょうか?」

リシャが尋ねると

「あぁ、そうそう。」

レイオス様は思い出したように言い、話を続けた。

「分かったかもしれないんだ。聖女ちゃんが魔法が使えない理由。」

リシャは急展開に驚いた。

「本当ですか!!」

「あぁ、だいたい間違ってないと思う。」

「それでは私はどうしたら……?」

リシャが理由を尋ねるのも忘れ、食い気味に尋ねると

「うん。そうだねぇ。これからはここで毎日聖女ちゃんに魔法教育するからね。」

「え?ハルス様とですか?」

「んー残念。俺とだよ。」

「だいじょーぶ!皇帝にも話は通してるから♪」

(え!ぇぇえええ!!!!)




これから俺とレイオス様との魔法教育開始します!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

↓ レイオス様との転移後の部屋で


「リシャ様!!!!」

マミュウラ様はレイオス様とリシャが姿を消したばかりの部屋に勢いよく入る。

「この魔力…レイオス様か………やられた……」

マミュウラ様が聞こえない位の小さい音で舌打ちをして頭を抱えると走ってくる音が聞こえマミュウラ様が振り返る。

「リシャ殿!!もう遅かったか………!」

リシャの魔法教育係をレイオス様に横取りされ焦ったハルス様が少し遅れて到着した。


レイオス様にしてやられた2人はリシャが帰ってくるまで部屋を離れることは無かった。


長くなりましたが、やっとサブタイトル回収出来ましたw

思ったより長引いてしまって本当にサブタイトル詐欺になる所でした( ̄▽ ̄;)

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