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(4)

「リシャ様!!!!」


侍女の大声に驚き、リシャは飛び起きた。

「へっ、何」

「何じゃありません!なぜこのようなところで寝ておられるのですか!!」

リシャはあのまま上着を握り床に座り込み、ローテーブルに突っ伏して寝ていたことに気づいた。

「あ…ごめん」とリシャが謝ると

「全く、何かあったのかと思いました!」とプンプン侍女が怒っていた。

(うん。可愛い。)

リシャは侍女を見て改めてそう思った。

いくら聖女に転生してイケメンからモテまくるとはいえ、元は男だったのだ。

男を恋愛対象にするのはそう簡単ではない。


マミュウラ様もハルス様もレイオス様も良くしてくれるし、まぁ、好きだし、情はある。

だけど、そう易々と恋愛対象にはならない。

だって俺は男なんだ。それに……俺の事、モテモテ効果が働かないと好きになんてならなかっただろ。

そう考えているとどうにも胸がチクチクする。


「あれ、このお人形、何ですか?可愛いですね!」

侍女が狼の人形を手に取る。

「あ、あー、貰ったんだ」

と返してもらうと、目の宝石が緑色じゃなくなっている。

昨晩見ていた時は確かに緑色だったのに今はどこからどう見ても黒色だ。

「え、なんで……緑だったのに……」

リシャが目の宝石を触りそう言うと

「緑!?ダメですよ!緑色の宝石の目は第2王子様を表すものなんです!そんなものを持っていたら2人が恋仲だって噂が広まっちゃいますよ!」

と侍女に注意された。

「そんなの初めて聞いたけど……」

「ここ最近のことなんです。ですが、町ではかなり有名です。第2王子様はこれまで公にはあまり姿を表さない方だったので……」

(あー、これまで表舞台に出てこない謎の王子があのイケメンだったわけだ。理解した。)

「非公式ファングッズ的な?」

「何を意味のわからないことを言っているんですか……」

侍女に呆れられてしまった。


「リシャ様、そちらの上着はどうされたのですか?」

侍女の言葉にハッとした。

(ヤバい、ハルス様とコソコソ会ったなんてこれこそ変な噂流れるやつ……!)

「あっこれは、昨日ちょっと借りて……今から返しに行ってくる!」




リシャは慌てて転移魔法を使い、ハルス様の部屋の前まで来た。

(緊張する。昨晩のことがあるから尚更……)

リシャはドキドキしながらも部屋の扉をノックした。

この話書き始めたの2019年らしいです!

結構前ですよね!

当初、小説に書いてない設定がかなりあったんですけど、お部屋の掃除してた時にそのメモを捨ててしまった挙句、長いこと続きを書けていなかったので、忘れてしまったんです。

初めの頃とちょっと違くね?って思っても暖かい目で見てください。

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