もうヤダ!帰る!(3)
ご無沙汰しております。
1年と3ヶ月(?)くらい放置してどの面下げて帰ってきたんだって思いますよね。
面目ないです。
え、何で?なんかすげぇ重たいし、何で急に倒れたの?結局何が言いたかったの?
リシャは混乱しながらもとりあえず近くのソファに気を失ったレナタ様を横にした。
「何でバルちゃんにそいつあげなかったの?」
と後ろから声が聞こえ驚いて振り返るとリナールが不満げにリシャを見ていた。
「な、何でって言われても、コイツそんな悪いやつでもないし、まぁ、うざいけど、なんか、可哀想だったし。」
リシャがしどろもどろになりながらも答えると
「え〜意味わかんない。リシャちゃん優しすぎ、そんなやつどうなってもいいじゃん。迷惑なんでしょ?」
リナールはまた不機嫌そうにした。
「そうだけど、嫌いではないんだよ。」
リシャがそう答えるとリナールは深くため息をついて小さく「分かった」と言って消えた。
「……ん?寝てた……のか?」
少しするとレナタ様が目を覚ました。
「……はい。お疲れだったんでしょう」
リシャが気まずそうに答えるとレナタ様は
「すまなかった。リシャに嫌がらせをするつもりはなかった。ただ、初めて見た時からリシャに強く惹かれたんだ。それに、なんだか懐かしい感じがする。」
と悲しそうに話した。
「レナタ様に嫌がらせをされたとは思っていません。ただ……」
リシャが俯きながらそう答えていると
バンッ!部屋の扉が勢いよく開いた。
驚き扉の方を見るとマミュウラ様が汗だくで立っていた。
リシャは瞬時に自分が何も告げずに転移魔法を使ったことを思い出し、頭の中で言い訳を並べていると、無言で歩いてきたマミュウラ様に抱き寄せられた。
マミュウラ様は驚き硬直するリシャの肩を抱き、
「ナタカラ国の聖女様にお聞きしました。リシャ様はベルナーレ皇国の聖女様です。交換などとまるで物のような発言はいくらレナタ王子様でも冗談がすぎます」
とすごい剣幕でレナタ様を睨んだ。
え、交換……?てことはあれ?俺がナタカラ国に行く代わりにベルナーレ皇国にアルライナが行くって事!??だからアルライナあんなに嬉しそうに部屋から出てきたのかよ。
てか、交換とかそんな簡単な問題じゃねぇだろ……
リシャが1人悩む合間に部屋の空気は最悪になっていた。
とにかく学校が忙しくてですね、就活に出遅れ行き詰まってしまい、先生にも「今年は無理かな」と言われてしまったので息抜きで戻ってきました。
もう皆さんこの話の事忘れちゃったとは思うんですけど、もはや自己満足で書いてるので更新します。