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馬鹿にするなよ(5)

作戦基地に着くとハルス様とマミュウラ様が出迎えてくれた。

今は一時休戦ということらしい。

リシャは2人を見ると、しばらく会えなかった旧友に会えた気分になった。

2人の悔しそうな顔を見るとどうやらリシャが戦争に出るのを反対しているようだ。

「申し訳ありません…聖女様……」

2人が声を揃えてリシャに跪いた。

それに合わせてほかの騎士達もリシャに跪いた。

(なんか気まずいな……)

「顔をお上げください。これも私の役目ですから」

リシャは精一杯微笑んだ。


隣国とは話をつけてくれているようでリシャと隣国の聖女で1度話し合いをすることが決まっている。

領土の境に簡易テントを用意して代表の騎士2人を護衛につけるらしい。

相手の聖女との話し合いで戦争を終わらせなければならない。せめて隣国の聖女に戦争から手を引いてもらう。責任重大だ。


「聖女とは言えど、こんなことを15歳の少女に任せるなんて……俺でも尻込みしてしまうよ」

「それに相手は好んで戦争に加わるような野蛮な聖女なんだろう?護衛につくのさえ怖いよな」

騎士達がそう呟いているのがリシャにも聞こえた。

その声が聞こえたのかマミュウラ様、ハルス様、レイオス様はすごく険しい顔をしている。

リシャは3人に向かって小声で「大丈夫よ」と告げた。

3人はハッとした表情でリシャを見つめて申し訳なさそうに笑った。


指定の時間が来たため隣国の聖女との対話に行くことになった。

騎士達の中で護衛を名乗り出たのがマミュウラ様とレイオス様だったため2人に護衛を頼んだ。

2人はテントに行くまでリシャの隣を固めすごい形相だった。

(俺まるで捕まった凶悪殺人犯みたいだな)

なんて微笑ましく思っているとテントに着いた。

嫌に緊張した雰囲気の中、テントに入ると綺麗に着飾った30代手前くらいの女性が護衛2人を連れ既に座っていた。

(きっとコイツが隣国の聖女なんだよな…?)

「お待たせして申し訳ありません。ベルナーレ皇国の聖女、リシャ・スティードルと申します。本日はお時間頂き有難く存じます。」

リシャが深くお辞儀すると

「ふん。礼儀だけはあるのね」

隣国の聖女が刺々しく返事した。

(何だか感じ悪ぃやつだな。そこは普通、お前も名乗るだろ)

護衛で来たマミュウラ様とレイオス様が顔をくもらせる。

「せ、聖女様…」

隣国の護衛が困ったように隣国の聖女に声をかけると

「あーもう!分かったわよ!チー・アルライナよ!ナタカラ国の聖女!これでいいでしょ!私はあんたと話すことなんてないのよ!」

と腹を立てながら自己紹介した。

(なんなんだこいつ)

隣国の護衛も扱いに手を焼いているようだ。

「だいたい、なんで聖女が来るのよ!私が会いたいのはハルス様よ!!!なんでハルス様は来ないのよ!!!」

「は?」あ、つい本音がでた。

「あんた、自国の王子も知らないの!?ハルス様よ!!!第2王子でしょ!!」

(はぁ!????)

リシャを含め3人が隣国の聖女、アルライナが何故ハルス様を連呼しているのか状況が掴めずただただアルライナを見つめた。

来週の火曜から学校始まりますね。あ、お仕事もですかね?

私、イラスト系の専門生なんですけど授業始まったばかりなのに意外と忙しくて…6月に文化祭があるからかもですけど。

あんまり次話更新できなかったらごめんなさい。

できる限り頑張りますね!

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