馬鹿にするなよ(1)
「俺だってできる!!!!」
「うわぁ、びっくりした〜」
リシャの後ろからのんびりとした声が聞こえた。
リシャは驚いて勢いよく振り返る。
「ん?…どこかで…………」
「え〜さっき会ったばっかじゃん。リナール。その記憶は消してないんだけどなぁ」
最後の言葉は聞き取れなかったがリナールという名は聞き取れた。
「あ〜さっきの悪魔か」
「ん〜リナールって呼んで欲しいなぁ」
リナールと名乗る悪魔は声色は変わるもののずっとニコニコしている。
(なんか、気持ちわりぃな……)
「え〜酷いなぁ」
「あぁ、心の声聞こえるんだっけ」
酷いと言いながらも男はずっとニコニコしている。
何を考えているのか全くわからない分、接しにくい。
(レイオス様と少し似たタイプなのか…?いや、こいつはレイオス様と違って…何か……気味悪い)
そんなことを考えていると、
「聖女ちゃーん」「リシャ様!」「リシャ殿!」
3人が魔法練習場にやってきた。
「もう魔法つかえるようになってんじゃーん。びっくりしたよー」
レイオス様が困り顔で笑った。
「まぁ、何はともあれおめでとう」
ハルス様がおめでとうと言ったのを皮切りにほか2人もおめでとうと言ってくれた。
(あ、そういえば)
「リナール…ってあれ?」
さっきまでいたリナールがいなくなっている。
リシャがキョロキョロしていると、
「リナール……? 神話悪魔がどうしたんだ?」
ハルス様が不思議そうに尋ねてきた。
「し、神話悪魔!?」
リシャが驚いていると、
「?、リナールとはどの国も共通で広く知られている太古の悪魔ですよ。全てのものの心を読み操る力を持つと言われています。悪魔であるにもかかわらず信仰する宗教もあるのだとか……」
不思議そうにしながらもマミュウラ様が説明してくれた。
「それより〜魔法。他にも使ってみない?」
レイオス様が話を遮った。
「あ!そうですね!」
4人で魔法を色々試したがこれまでとは打って変わってどの魔法も簡単に扱えるようになっていた。
最近、神様と全然あってねぇな……
おーい!神様ーー!
ん?また上から紙が落ちてきた。
「しばらく神界でゴタゴタがあるから遊びに行けません涙」
なるほど、神様も暇じゃないんだな
頑張れよ神様!
最近、学校が始まってしまって全然書けなくてかなしいです…
出来れば週一くらいでは次話書けるようにがんばります!
ブックマークが80件超えていました!!
ありがとうございます!!
こんなにもたくさんの方が私の拙い話を見てくださっているということにとても感激です!!
誤字や分かりにくいところや表現が変なところなどまだまだ出てくるとは思いますが、これからも優しく指摘してくださるとありがたいです。
これからもよろしくお願いします!
長文失礼しました。