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日常5


講義が終わり、いざ家へ。自転車に跨がりペダルを漕いでいく。


横断歩道が近づいてきたので車が来ていないか確認する。すると右から何台か車が来ている。ブレーキをやんわりと握り緩やかに停止。車が通り過ぎるのを待つ。


この時「私は渡る気ありません」アピールをすることを忘れない。急いでない。私待つわ。足着いてハンドルを肘掛けにしてダルいわーって目で語る。完璧だ。ここまですれば向こうは「あ、行っていいんか」と思うはず。多分。まあ、それでも止まってくれたらさっさと渡ればいいだけだし。




最悪の事態だ。なかなか通ってくれないし、めっさフェイントかけてくるんですけどあの車。行くと見せかけて止まって行くと見せかけて止まってみたいな。「行っていいのかなあ、大丈夫かなあ」とかおもってるだろうけど、もうはよ行けって!こっちに気使ってるんだろうけどむしろ遅くなってるから!


パッパー


あ、ほら後ろの車怒ってんじゃん。早くいかないからさ、もうすんげえ迷惑かけて………めっちゃこっち睨んでるぅぅぅぅ!?


後ろの車のおっさん、めっちゃこっち睨んでんだけど!?なんで!?え、俺が悪いの?俺が渡るべきなの?いや、こんな情緒不安定的な動きしてる車を前にして渡る勇気ねえわ。


ブオオオン


いや結局行くんかい!最初からやれよ!時間返せ。


ブオオオン、キキッ


そんで後ろの車は止まるんかい!いい人なんですね、さっき睨んできたけど。一応ペコリしながら渡る。チラッとこちらを見てしかめっ面のまま俺が通り過ぎるのを待っていた。


あのおっさん多分ツンデレだわ

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