日常4
本屋へ自転車で向かう。アパートから一番近い本屋は自転車で10分くらいかかる。しかも結構な坂を越えなければならない。めんどい。できればもっと近くに欲しい。大学の購買は品数少ないしなあ。
あー疲れた。さっさと探そう。今日はラノベを一冊、漫画を一冊買う予定。お、ラノベ発見。目立つところにあった。まあ有名タイトルだからな。さて問題は漫画の方だ。面白いしアニメ化もされたんだが、いかんせん知名度が低い。えっと出版社は……あったここだ。
あ、最新刊置いてねえ。10巻が欲しいんだが置いてない。ていうか8巻までしか置いてない。はぁ、前もそうだったんだよな。結局遠めの本屋まで行ったんだっけか。くそう、軽い苦労があった分これは堪える。もういいやアマ◯ンで買お。すぐ読めないし再配達になったらめんどいんだよな。とりあえずラノベだけ買っとくか。
もう昼近いな。そういやこの辺であんま飯食ったことないな。なんか店あっかな?教えてGoogle先生!ん、牛カツ?かなり近いな。行ってみっか。
見た感じ古めのお店。
「いらっしゃいませ」
店員は見たところ二人。
ん?実質メニュー牛カツ定食だけじゃん。量変えたりドリンクとかはあるけど。
「牛カツ定食で」
「はい、牛カツ定食一つで。こちら火つけますね」
火?
すると店員さんが黒い箱みたいなのの中に火をつける。え、焼くの?
「お待たせしました。こちら牛カツ定食です。こちらのカツの両面じっくり焼いてからお召し上がりください」
しばらくして運ばれてきたお盆にはご飯、味噌汁、漬物、キャベツ、そしてカツが乗せられていた。衣はついているが肉は赤い。
えー焼くの?めんど。
とりあえずさっきの箱みたいなやつの上に乗せていく。
カツが焼けるまで暇だな。まあ他の食っとくか。どれくらい焼きゃいいんだろ?あ、味噌汁うまい。
ひっくり返して、あ、まだか。もうちょいかな。
あー焦れったい!はよ食いたいんやこっちは!
多分もう来ねえなここ。焼いてくれりゃいいのに。はぁ。
あ、もういいかな。んじゃタレつけてパクっと。
うっま!なにこれうっま!
柔らかっ!ジューシー!とにかくうっま!語彙力が足りない。なんていったらいいんだろ?とりあえずうまい。
やっべー。どんどん焼いてこう。あーうめえ。早く焼けねえかな。にしても米が進む。
肉が残り三枚となったところで米が尽きた。どうする?おかわり頼むか?てか米すくねぇんだよ。そういう策略か?クソッ、おかわりいくらだ?
ご飯おかわり一杯無料
………神かよ!
わかってんじゃねえか!最高だぜ!
「おかわりください」
「はい」
「これくらいでいいですか?」
「はい、ありがとうございます」
量を聞いてくるなんていい配慮してくれんじゃねえか。
あーいいなここ。また来よ。