え、もう学校ですか!?
初「これまた酷いわねぇ………てかどこまで更新怠惰する気よ!」
作「すいませーん!」
「初音ー!荷解き終わったー?」
「今終わったよ、母さん!」
さて、新たな我が家についてから三十分という驚異的な速さで荷解き、整頓を終えた私は、母さんに呼ばれて階段を下りた。因みに私の部屋は二階。
「母さん、どうしたの?」
「さあ初音。学校に行くわよ!」
………今何ていいやがりましたこの母親?
「母さん、何故今から行かなければならないのか詳しく、詳しく説明して。」
念のため、繰り返して詳しくと言い、聞くと。
「私の親友が今の理事長、そして校長なのよ!説明終わり!さ、行くわよ!」
「ちょ、それ理由になってないぃぃいぃいぃぃぃ!!」
私は拒否権無く、母さんに引きずられながら何処かに向かった。多分学校なんだろうけど………
「着いたわよー!そして行ってらっしゃい!」
「ちょ、母さん、まってってキャァァァァ!!!」
文字通り引きずられて来た私は母さんの言葉と共に何処かに投げつけられ、ガラス(多分)を割りながら何処かの部屋へと着陸した。
「いっ………たぁ………」
「………大丈夫?いきなりガラスぶち破って入ってきたけど………」
私が頭を押さえていると、上から声が聞こえてきた。多分、校長先生だろう。
「あー………すいません、ここは、国立清廉能力者学校ですか………?」
「ええ、そうよ。………まさか、貴女ここに転入する初音さん?」
「あ、はい。そうです。」
私はまだ痛む頭を押さえながら立ち上がると、髪は黒く長く、とってもスタイルのいい女の人が立っていた。
「貴女が初音さんなのね。初めまして、私がこの学校の校長を勤めている藤咲 歌麗奈よ。」
「歌麗奈先生ですね。初めまして。鈴宮初音と言います。ガラス代は母に払わせますので勘弁してください。」
「………まさかお母さんに投げられてこの八階の校長室まで来たの?」
歌麗奈先生に言われて、側にあった窓から下を見下ろすと、かなりの高さがあって絶句した。
「………信じられませんが、私の母ならしそうなんで信じてください。」
「………貴女のお母さん、人間?」
………あれ?母さん、話は通してあるって言ってたような………
「あの………母さんから話を聞いて………?」
「代理の人から『一人転入させてくれ』って言われただけだから………」
「………すいません、後で母さんをボコボコにしておきます。母さん――鈴宮 凜音から、この学校への転入届を持って来たので、受けとって下さい。」
そう言って届を渡す(投げられる前に渡されていた)と、歌麗奈先生の表情が変わった。
「………凜音?貴女、凜音の娘なの?」
「あ、はい。そうですが………」
「成る程。だから面影があったのね。さて、凜音の娘ならこのクラスでも大丈夫でしょ。」
「え?どういうことですか?」
ポンポンと話を進めていく歌麗奈先生に私はどういうことなのかを聞いた。
「凜音って、清廉能力者学校の首席で、学校内では異名まで付いていたのよ。」
「私が聞いてるのはそれじゃありません!確かにそれ驚きですけど!」
一応突っ込みも入れておく。
「ああ、クラスのこと?いや、このクラスは学年の中でトップクラスの能力と頭を持っている人ばかり集まってるのよ。ま、凜音の娘だし大丈夫でしょ?」
「ちょ、頭はともかく能力知って間もないですよ!?」
「大丈夫大丈夫ー。はい、登録しておいたからねー。」
「どっかで見たことあるぞこの強引さ!」
渡された生徒手帳もどきの機械(手帳が色んな能力付き)を受け取りながら私はこの日一番の声を上げて突っ込んだ。
「失礼しました………」
ガチャリという音と共に、私は校長室を出た。そして、何だか校庭らしき所が騒がしいことに気付いた。
「あぁ、何処かの馬鹿が凜音に挑んだみたいね………」
「ふわぁっ!?歌麗奈先生、いきなりでて来ないで下さい!あとどういうことですかソレ!?」
いきなり出現した歌麗奈先生に驚きながら、私は母さんが何かやらかしたのかと心配になって聞いた。
「ま、ついて来たらわかるわよ。初音さん、ついて来て。」
「あ、はい。」
そういって、私は走る歌麗奈先生の後を追い掛けた。
「ここが大校庭よ。いろんな行事がここで開かれるから覚えておいてね。」
「あ、はい。後………何ですかあの人数………」
私が大校庭に着いたとき、大校庭の真ん中に母さんと一人の男子学生、そしてその回りには沢山の生徒らしき人々が群がっていた。
「さあ?ま、話を聞いていたらわかるんじゃない?」
そういわれたので、私は黙って事を見守る事にした。
「まだ分かっていないのか!?この貴族の中でもエリートの僕が結婚しろと言っているんだぞ!?」
「だから言ってるじゃない。あなたみたいな弱い人には興味が無いって。」
「貴様ァァァ!!」
言い忘れていたけど、ここの能力者学校は色んな国から来ているため、こいつみたいな貴族とかもいる。まあ、この能力者の街に貴族って階級があるのが問題なんだけど。
で、このバカ貴族が母さんに自分の腰に差しているレイピアを抜いて、母さんに突進した。
「はぁ………この学校のレベルはこんなにも下がったのかしら………」
そういって、母さんは何も無い右手に矢を発射する銃………クロスボウガンを出現させた。そして、言い放った。
「歌麗奈ー、肉体的指導って事でいいわよねー?」
居るのをわかっていたのか。そして歌麗奈先生は答えた。
「但し殺さないことー。」
「はーい、りょーかいー。」
次の瞬間、四発の発射音が鳴り、バカ貴族はその場に崩れ落ちた。
「健を打ち抜いたわ。もっと強くなってから言いなさい。」
そう言って、母さんはこちらに歩いてきた。
「ふぇぇ〜、怖かったよ初音ぇ〜。」
「なにやってんのあんたはぁぁ!!」
とりあえず蹴り飛ばしといた。
初「また母さんのキャラが酷くなってる!?」
作「これが普通だっ!」
初「後、作者は久しぶりの更新ですのでいろいろ変わっているかも知れないですが、ご了承下さい。」
作「では、また次話で!」




