表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/2

2話


「おぎゃーおぎゃー!」



赤子の声がヤマタ王の城に響き渡りました。



「おおっ! 生まれたかっ!」



ヤマタ王は赤子を見ようと駆け寄りました。



「ほう! 男か! ならば決めていたこの名前


桃太郎、と名付けよう!」



ヤマタ王は、そう宣言したのでした。



威厳のある顔からとたんにデレデレとした顔に変わるヤマタ王。


ヤマタ王も一人の人間であり、一人の父親だったのです。




~~~~~~~~




夜が更けて灯火の灯った部屋に、ヤマタ王とその側近たちが集まっていました。



ヤマタ王は真剣な顔をしてこう言いました。




「桃太郎のことだ」




それを聞いた側近の1人が、慌てながら尋ねました。




「なっ、なにか問題でもございましたか?」



ヤマタ王は首を縦に振りこう言いました。




「問題といえば問題だ。



話は桃太郎が生まれる数日前、


私が摩訶不思議な夢を見たことから始まる…」




そうしてヤマタ王は、夢の話を語り出しました。




「私はふと気づけば、霧がかかった森にいたのだ。



私のすぐそばには川が流れ、川の中には4匹の魚が泳いでいた。


一匹はべらぼうに大きな魚で、残りの3匹は……



と、この話はまたにしよう。



とにかくその後に摩訶不思議なものを見つけた。


川の上流から、光り輝く大きな桃が流れてくるのだ。



このままでは私を通り過ぎて流されてしまうと思った私は、


ついとっさに桃の前に立ちはだかった。



するとどうか! 桃から光がほとばしり桃が半分に割れてしまったのだ!



あっけにとられた私をよそに、光り輝く桃の中から声が聞こえてきた…」



ヤマタ王は深く息を吐き、一息つきました。




「「「「そ、その声というのは…!」」」」




側近たちは前のめりになって話の続きを聞きたがりました。




「その声か……その声は……こんなことをおっしゃっていた。



これから生まれる子供は誰も知らないことを知っている……


これから生まれる子供は誰も考えないことを成し遂げる……



とな……」




側近たちは騒めきました。



「な、なんと!」


吉兆きっちょうじゃ!」


「ヤマタ国は安泰あんたいじゃ!」



そしてヤマタ王は、お抱えの占い師にも占ってもらったことを明かしました。



その占いの結果は、ヤマタ王はもちろん側近達も大喜びするほどで、


当初の緊張がなかったかのように、酒盛りを始めるのでした。

ブックマークと☆が伸びてきたら、つづきを書きます(絶対)



~~メモ~~


あらすじの予定。


主人公最強、主人公崇拝、知識チート、技術チート、魔法あり。


うまく筆が乗れば、SFまでたどり着けるかもしれない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ