4.一年そしてまた一年
本日投稿分二話中一話目です。
セレナ視点が読みにくいとは思いますが…
MP枯渇状態作戦を実行してから一年が経った。
その間、MPも上がる中、スキルも増えていた。
名前 クロウティア・エクシア
年齢 1歳(男)
種族 人族(幼)
職能 未開花
レベル 1
HP 3/3 ×1
MP 300/300 ×1
力 10×0.1=1
素早さ 10×0.1=1
器用さ 10×0.1=1
耐性 10×0.1=1
魔力 10×0.1=1
精神 10×0.1=1
[レジェンドスキル] #&$% 、#!$&
[魔法系統スキル] 下級回復魔法
[スキル] 痛覚軽減レベル10,感情無効(呪),言語変換(聞)、魔法強化レベル1、睡眠耐性レベル9
[技] なし
MPがなんと三百にも上がっていた。
この世界は十二月が一年になっており、一月が三十日、計三百六十日で一年になるらしい。
そして俺は一年間、懸命にMPを上げた。
しかし、上がれば上がるほど、MPを使い切るのが難しくなっていたのでMPが三百までしか上がらなかった。
ここ最近では一日一か二ポイントしか上げられなかった。
そして、もう一つ嬉しいことがあった。
なんとか座ることが出来た。
まだ立てないが座ることが出来て、座っていた俺を見たメイドさんが吃驚していた。
そのままメイドさんが両親を連れて来て、両親両方からすりすりされてしまった。
そしてもう一つ変わったことがあった。
その両親の後ろからこちらを覗く瞳があった。
エクシア家の伝統と言われている碧眼、お父さん似で綺麗な黒髪の美少女がいた。
恐らく俺のお姉さんなのだろう。
お姉さんは二歳となり、最近は屋敷を歩いていると周りのメイドさん達が話していたのを聞いた。
それが俺とお姉さんの初めての出逢いだった。
◇
それから更に一年が経った。
三歳となったお姉さんは屋敷を縦横無尽に歩き回っているらしい。
五歳と七歳になるお兄さん達がどうやら剣の稽古を受けているらしい。
五歳になったお兄さんが『剣士』という職能を授かったとメイドさん達が嬉しそうに話していた。
[剣士] - 剣スキルを覚えられる下級職能
[職能] - 種族の(幼)終了時に与えられる開花能力、開花することにより補正率上昇とスキルを獲得する。職能は生まれつき決まっており、天の恵みと言われている
一度開花した職能は別職能への変更等ないが、進化はする(進化時場合により選択肢あり)。各種族により、得られる職能が決まっており、種族によっては得られない職能も多数有
メイドさん達の話しも足すと、どうやらこの世界は職能開花によって人生が決まるくらい大事な事だそうだ。
上お兄さんも職能は『剣士』だそうで、下級職能と侮れないらしく、立て続けに剣士が生まれるってとても凄い事のようだ。
家では下お兄さんの職能開花お祝い状態だった。
そして二歳となった俺は、少しずつ歩く練習をして遂には歩けるようになっていた。
周りにはバレないように練習していたので、二歳になってもまだ歩けないとみんな思っていて、それがとても遅いと言っていた。
しかも声も未だ一言も発していないから屋敷内では俺は声が出ない子供だと認識されているようだった。
下お兄さんの祝いも終わり、数日後、遂にその時は来た。
今日は別の貴族様が挨拶に来る日で、お父さんもお母さんもみんな対応する日ということだった。
だから今日決心して、とある作戦を実行することにした。
それは、書斎で魔法の本を探す作戦だ。
まだ魔法がよく分かっていないので、お父さんの書斎で魔法の本を読み魔法を上達させたいからだ。
両親やメイドさん達が慌ただしく行った後、俺は書斎にゆっくりと確実に向かって行った。
しかしその時、とある瞳が俺を狙っていた等と思っても居なかった。
◇
◆セレナディア・エクシア◆
きょうおとうさまおかあさまはおともだちがあそびにいらしていた
なんとなくきょうもやしきをぼーけんすることにした
でもぼーけんにいくまえにあのこにあいにいくことにした
あたしのおとうと、なまえはくろうてーあなの
いつもいつもべっどのうえでねていてまったくうごかないの
おにんぎょうさんみたいっていったらおかあさまにすごくおこられたからもうおにんぎょうさんみたいっていわない
そしてきょうもきになるおとうとにあいにきた
くろうてーあのへやにきたときへやにくろうてーあはいなかった
あれ?あのこがいないってどうして?
とてもきになってくろうてーあをさがしにぼーけんすることにした
がんばってさがしていたらおとうさまのへやのとびらがすこしあいていた
なかをのぞいたら、やっぱりくろうてーあがいた
なにやらほんをよんでいた
でもくろうてーあがあるけないとおもっていたからはやくおかあさまにおしえてあげないと
すぐおかあさまにくろうてーあがおとうさまのへやにいるのってはなした
おかあさまがものすごくびっくりしておとうさまといっしょにおとうさまのへやへはしっていった
セレナ視点、書いた本人も一生懸命に読んでみた。
御峰のステータス『混乱』状態になった。