表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【WEB版】被虐待児の最強転生して優しい家族に囲まれ  作者: 御峰。
開花編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/360

21.レベリング③

 昨日はあれ以上狩りが出来ない状態に陥った。


 どうやら、僕の魔法が普通ではなかったらしい。


 でも本当に普通に魔法を使っただけだから信じて欲しい。


 そして今日になって、目覚めたサリアお姉さんが「これから、師匠、と呼ぶ、師匠、お願い、します」って……。


 むしろ僕が魔法を教わりたいのに……。


 今日は何とか皆さんも落ち着いてくれたので、本格的にダンジョンでレベリングをしようとの事だった。


 食事を取り、僕達とお姉さん達が行ける最下層の八階に来た。


 ちなみにダンジョンはどこも十階が一番最下層との事だが、このルシファーのダンジョンはまだ八層までしか攻略されていない高難易度ダンジョンだそうだ。


 さすが最高峰のAランク冒険者達だ。



 八層は火山地帯だった、不思議と暑いとかにはならなかった。


 ダンジョンの風景はあくまで風景だけらしく、水の中の階層もあるけど普通に歩けるし息も吸えるらしい。


「よし、ではクロウくん! ここには誰もいないからどんどん魔法を使っていいよ」


「分かりました! でも昨日みたいに穴空けたらダメですよね」


「いや、ダンジョン内なら大丈夫だ。地形は時間と共に戻るから、ダンジョン内の地形はただの形だから」


「うん、また、思いっきり、魔法、使って、欲しい」


「ひぃぃぃ、お手柔らかにお願いします……」


 何だか、アグネスお姉さんは目には光がない、サリアお姉さんはキラキラしてる、ミリヤお姉さんはオロオロしてる。


「氷属性魔法!!」


「氷……」「うわ……」「凄い……」


 兎に角、広範囲に氷魔法を撃った。


 暫く乱射したら先程は火山地形だったのに、火山が氷山になっていた。



 - 経験値を獲得しました。レベルが上昇しました。-



 お姉さん達の目が点になって氷山を眺めている。


 お姉さん達から各層にボスがいて、攻略すると下階へ行けると言われ、ボス倒しに行くかと言われたが、そこは丁重に断った。


 だって、ここは僕の力で来たところじゃないから、いつか自分の力で来れたら頑張ると言った。


 皆全く問題ないと思うけど、好きにしたら良いと言ってまた氷山を眺めていた。


 数時間後再度現れるモンスターを氷属性魔法で殲滅しつつレベリングを頑張った。




 そして次の日、朝食を取り、午前中を利用してお姉さん達の戦い方を見せて貰った。


 相手は八層のいる火だるま蜥蜴ことレッサーサラマンダーである。


「自然の神よ、貴方様の力を持て、我らに栄光を与えたまえ、ヘイスト!」


 みんなの身体が一瞬緑色に光った。


「自然の神よ、貴方様の力を持て、我らに栄光を与えたまえ、バリア!」


 みんなの身体が一瞬青色に光った。


「自然の神よ、貴方様の力を持て、我らに栄光を与えたまえ、ストレングス!」


 みんなの身体が一瞬赤色に光った。


 ヘイストは素早さを上げる、バリアは被弾した際ダメージを軽減してくれる、ストレングスは力を上げる補助魔法である。


「スキル『強弓』発動!」


 今度はミリヤお姉さんのスキルで引いた弓矢が黒く光り、撃った。


 ドガーン


 弓矢がレッサーサラマンダーに直撃した。


 その隙にアグネスお姉さんが敵に近づいた。


「スキル『氷属性剣付与』発動!スキル『剣舞』発動!」


 アグネスお姉さんの剣に濃い青色に光り、舞うように攻撃をする。


 ステータスが大幅に上がったアグネスお姉さんの連続斬りと、その隙間を見事に射貫くミリヤお姉さんの弓矢でレッサーサラマンダーは一瞬にして消滅した。



 パチパチパチパチ


「みなさん! 凄いです! 連携がとても綺麗です!」


「まあ、あたいらは長い間一緒に戦ってきたからね」


 どこか気恥ずかしそうにアグネスお姉さんが言った。


 実はこの連携を見たかった一番の目的は――。



 - スキル『木属性魔法』を獲得しました。-



 よし、これで帰ったらこの魔法の研究かな。



 そして僕のレベリングは終わり、エドイルラ街に帰ったのであった。


 別れ際、サリアお姉さんが僕と一緒に行くと駄々をこねるのも何とか説得して二人の元に残った。


 この後『スレイヤ』が結成以来の最大の解散危機だったという伝説になるのだが、僕には知らない物語なのだ。


 


 やっと屋敷に帰ってきた。


「クロウお坊ちゃま、お帰りなさいませ」


「あ! サディスさん! この度はありがとうございました! 充実な狩りでしたよ!」


「おお、それは良かったでございます、Aランク冒険者達に依頼して大正解でしたな」


「はい! 『スレイヤ』の皆さんがとても優しくて楽しかったです!」


 それから僕は自分の部屋に戻り、補助魔法を使って見るのだった。



 まずは、ヘイスト! おお~素早さが上がってる。


 魔法超強化で最大でヘイスト! おお~いっぱい上がった!


 次はバリア! 良く分からない。


 次はストレングス! おお! 力か!


 次はブレッシング! 精神がいっぱい上がった。


 次はブースト! おお! これは魔力だ!


 次はヘルス! これは耐性だね!


 最後はデックス! 器用さが上がった!



 - スキル『木属性魔法』が裏進化しました。名称に変更は無く、魔法『神の祝福』の使用許可を獲得しました。-



「はひぇ!?」


 恐る恐る『神の祝福』を使ってみた。


 全ステータスが大幅に上がった。



 - スキル『魔法無限固定』により、魔法『神の祝福』が技『神々の楽園(アヴァロン)』に進化しました。-


 [神々の楽園(アヴァロン)] - 職能アザトース専用技、無限使用可能。対象に永続のステータスアップ効果を与える。与える任意のステータスの数値は1から最大まで選択可

 与えた者に自動マーキングを付与し、常時解除選択可。他の補助魔法とは競合しない



 えっと……またとんでもない魔法――いや、技を獲得した。



 - 技『神々の楽園(アヴァロン)』の進化派生によりスキル『MP消費超軽減』を獲得しました。-


 [MP消費超軽減] - MP使用する技及び魔法、スキルを使用した際、MP消費を1/100にする。





 名前 クロウティア・エクシア

 年齢 5歳(男)

 種族 人族

 職能 アザトース

 レベル 40

 HP 80×10=800

 MP 800×50=40000

 力 400×10=4000

 素早さ 400×10=4000

 器用さ 400×10=4000

 耐性 400×50=20000

 魔力 400×300+5000=125000

 精神 400×300=120000


 [レジェンドスキル] #&$% ,#!$&,異次元空間魔法

 [魔法系統スキル] 中級回復魔法,火属性魔法,水属性魔法,風属性魔法,土属性魔法,転移魔法,雷属性魔法,霧属性魔法,木属性魔法,氷属性魔法,光属性魔法,闇属性魔法,影封印

 [スキル] 痛覚無効,睡眠無効,言語能力,魔法超強化,多重魔法発動,魔法調整,魔法無限固定,魔力高速回復,魔力超上昇,魔法高速演算,MP消費超軽減

 [技] MPドレイン,神々の楽園(アヴァロン)


 神々の楽園(アヴァロン) - 最大全ステータス三万付与可

神々の楽園(アヴァロン)』のような中二全開の書き方…凄く好きなんです…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ