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【WEB版】被虐待児の最強転生して優しい家族に囲まれ  作者: 御峰。
誕生編

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9.氷属性魔法②

本日投稿二話中二話目

 午後になるとリビングにお姉さんが来た。


「くろう! ここにいたのね!」


 どうやら俺を探しに来たようだ。


「ッ!? セレナ! 汗をかいたまま屋敷内を歩き回る何てはしたないわよ?」


「おかあさま、すぐおふろにはいります! でもちょっとけがをしたのでふろのまえになおしてほしくて…」


「ん? そうだったの? 分かったわ、すぐ直してあげるからいらっしゃい」


 しかしお姉さんは直ぐ俺の前に来た。


 どうやら俺に治して欲しいみたいだ。


「くろう! いつものおねがい!」


「あい~『ひーる』!」


 そう言って、俺はお姉さんに両手をかざすと両手から淡い緑色の光がお姉さんを包んだ。


「――ッ!? え……? ヒール!? クロウちゃんがヒールを……? しかも詠唱破棄……? えっ?」


 回復を終えたらお姉さんが「ありがとう!」と満面の笑みでお風呂に去っていった。


 そしていきなりお母さんが俺の前に近づいて来た。


「クロウちゃん!? 今『ヒール』って魔法だよね!?」


「おかあさん? はい、回復魔法ですよ?」


「あ……」


 どうやらお母さんがとても驚いていた。




 ◇




 次の日、お母さんの執事サディスさんの手配で魔法使いさん達が来たとのことだった。


 ちなみに、執事のサディスさんは六十代の白髪がとても似合うイケメンお爺さんだ。


 早速お母さんと執事サディスさんと魔法使いさん達がいる魔法訓練所へ移動した。


 しかしうちの屋敷は高位貴族らしく、魔法訓練所の設備はあるらしい、今日初めて知った。



 魔法訓練所は前世の学校の体育館程の広さだった。


 天井には大きい石の様な物が浮いていた。


「お坊ちゃま、天井にあるのは魔石であります、魔石でこの訓練所に魔法防壁を張っています。」


 俺が天井の石に気を取られていると、執事サディスさんが説明してくれた。



 訓練所の真ん中に二人の若者が待っていた。


 ズボンとシャツを着ており、本で読んだプカプカのローブという着物を着ては居なかった、地味にショックだった。


「初めまして、本日はよろしくお願いいたします。水属性魔法使いのプリュードンと申します。」


「同じく、よろしくお願いします。風属性魔法使いのグラトンと申します。」


「お二方、本日は依頼を受けて頂きありがとうございます、エクシア家当主の妻、フローラ・エクシアと申します。そして、こちらが息子のクロウティアです。」


「おねがいします~」


 今日をどれ程ワクワクしていたことか!新しい魔法が見れるチャンス!


 今唯一使える回復魔法もお母さんの魔法を見て使えるようになった。


 もしかしたら今日魔法を見たら魔法が使えるかも知れない事に昨日はワクワクして寝れなかった。


 MP枯渇状態で無理矢理寝たけど。


「では、まずプリュードン様から『水属性魔法』を見せて頂けますか?」


「はっ! では始めます」


 そう言って水魔法使いのプリュードンさんは横を向いた。


「水の神よ! 貴方の力を我に貸し与えたまえ! ウォータバレット!」


 プリュードンさんの前にかざした両手に少しずつ水滴が現れ集まり、三十cm程の水玉が出来上がった。


 その後、水玉から何十もの水の槍が訓練所の壁に素早く飛んで行った。


 ドドドーーーーーン


 水の槍達が訓練所の壁にぶつかり大きな音がした。


 あれが――水属性魔法! 凄い!



 - スキル『水属性魔法』を獲得しました。-



 凄い! 狙い通り、魔法を見たら覚える事が出来た。


「クロウちゃん、これでいいのかい?」


「はい! ありがとうございます!」


「はっ、こちらこそありがとうございました。」


「では次はグラトン様、『風属性魔法』をお願いします。」


「はっ、では失礼致します。」


 今度はグラトンさんが横を向いた。


「風の神よ! 貴方の力を我に貸し与えたまえ! ウィンドカッター!」


 微かに緑色に光る刃が複数グラトンさんの周りに生成された。


 そしてその刃達が一斉に訓練場の壁に向かった。


 シュッーーーババババン


 水属性魔法より音は大きくないが、色が見づらいので避けるのが難しいそうだった。



 - スキル『風属性魔法』を獲得しました。-

 


「凄いです! ありがとうございます!」


「ははっ、お坊ちゃま、こちらこそありがとうございました。」


 そして二人は執事サディスさんから何やら袋を受け取って帰って行った。


 先ほど執事サディスが袋を取り出す時『空間魔法・アイテムボックス』と呟いた。



 - スキル『空間魔法』を獲得しました。-



 その時、《天の声》さんの声が流れたのだった。


 空間魔法!? 凄い!



 [空間魔法] - 特殊系統魔法、次元空間に自身の領域を持つことが出来る。次元空間に物の収納可能。生き物は収納不可



 執事サディスさんのおかげで『空間魔法』まで覚えられたのは感謝しかない。







 名前 クロウティア・エクシア

 年齢 2歳(男)

 種族 人族(幼)

 職能 未開花

 レベル 1

 HP 5/5 ×1

 MP 353/353 ×1

 力 10×0.1=1

 素早さ 10×0.1=1

 器用さ 10×0.1=1

 耐性 10×0.1=1

 魔力 10×0.1=1

 精神 10×0.1=1


 [レジェンドスキル] #&$% 、#!$&

 [魔法系統スキル] 下級回復魔法,水属性魔法,風属性魔法,空間魔法

 [スキル] 痛覚軽減レベル10,感情無効,言語能力,魔法強化レベル1,睡眠耐性レベル9

 [技] なし

効果音表現難しさレベルMAX


ブックマークや評価がとても励みになりました。

ありがとうございます!

これからも無理のない範囲で毎日投稿頑張っていきます。

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