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【企画・詩】作品

葉桜の風 【螺旋企画】

作者: 香月よう子



つむじ風吹いて

くるくると

葉桜の花びらが舞い上がる


まだ肌寒い四月の早朝

いつもの散歩道

今年もまた桜の季節

巡り来て


くるくる くるくる

散り初めた花びらが

宙を薄くピンク色に染め上げる


あなたがいてくれた去年の春は

桜は咲き誇り、満開の下

寄り添い歩いた

葉桜なんて気がつかなかった

こんな風が吹くことも知らなかった


今年もあなたと一緒に歩きたかった

あなたが隣にいてくれたなら

頬を撫でる風もきっと寒くはなかった


また冷たい風が吹き

花びらが弧を描いて


くるくる くるくる


それは淋しそうに

まるで私の心のように……



挿絵(By みてみん)



本作は、黒森冬炎さま主催「ソフトクリーム&ロボ~螺旋企画~」参加作品でした。


企画に参加させて頂いた黒森冬炎さま、お読み頂いた方、どうもありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
[一言] 私も来年は一人で桜を見ることになりそうです。 過ぎてみればあっという間でした。 悲しい物です。
2021/11/24 03:18 退会済み
管理
[良い点] 『今年もあなたと一緒に歩きたかった』 ぐおおおーーーーん! 今年も! あなたと! ぬぐううう…… うおおーーん…… [一言] 以前読んだ時に評価だけして感想を書いてなかったようです! た…
[良い点] 季節の詩って感じで良いですね。 やっぱり作品には読むタイミングも大事だなと感じました。 花が地面に落ちゆく様を『くるくる』を多用することでテンポ良く読者に情景を思い起こさせるのが流石だなと…
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