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プロローグ
その町には、かつて星が降ったとされる。
時は現代より時を遡ること約1400年前。
瀬戸内海の終わりの地に松の立ち並ぶ美しい入り江があった。
ある時、入江の一角にある柳浦の松の大木に星が降り注ぎ、7日7晩輝き続け「この地に海の向こうから王子がやって来る」とのお告げがあった。その出来事に出会った人々はその3年後、やってきた王子を目の当たりにした。
人々はこの事実に畏れ、そして社を建て、大星を祀った。
その後、人々は星が降ったこの地を「降松」と呼んだ。
初投稿作品です。
歴史、ロマンと純愛....目指すところはこのような感じです!
御笑覧してもらえれば幸いです。