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自由過ぎる自由。実は不便……

ジムでのトレーニングに加え、

ジョギングを採り入れてからと言うモノ。

これまで以上に遠出することが無くなってしまったのでありましたが

所用などで否応なく遠くへ移動しなければならない時は

(ダンベルを背負って行くわけにもいきませんので)

宿泊施設の部屋。

もしくは

普段は誰も利用することが無いと考えられます

人通りの無い

非常階段の踊り場などを使いまして

自重にて全身の部位に刺激を与えまして

あとは外をジョギングすることにしているのでありますが


先日。

大阪にあります

アメリカ映画をモチーフにしましたテーマパークに足を運ぶ機会がありまして

施設が施設でありますので

そこでの滞在時間もたっぷりと用意されており、

6時間の自由が与えられていたのでありましたが

正直。映画にそれ程興味が無いことに加えまして

難聴持ちには、あの音量はキツイ……。

と言うこともありまして

到着し、

食事はその施設の中で。

となっておりましたので一度入場。

食事を摂り終える

と同時にその施設を脱出しまして

映画施設界隈をジョギングがてら走って見ることに致しました。


その施設とすぐ横にありますマンションは華やかな感じのする場所なのでありましたが

そのエリアより少し外目に移動しますと

まず目に入って来ますのが

倉庫街。

それも

冷凍モノを扱った倉庫街となっておりまして

その日が金曜日

と言うことも手伝いましてか

結構な数のトラックが順番待ちのため

建物の周りを停まっておりました。


その後。

(……ホントにこの時給なのかな?)

(……もしホントにこの時間給だったなら

とてつもなく大変な作業が待っているんだろうな……)

(特定されない表現に逃げることが難しいのでありますが)

大阪のお土産にも用いられますような

箸ヒト掴みで食すことが出来るタイプの中華料理の製造工場。


(……これがミニカーだったら楽しいのでありますが)

(……高層の建物を走っているモノ全てが本物のクルマなんだよな……)

の宅配会社のセンター。


更には

その時期。住民投票に関する案件が世間を賑わせていた時期であったこともありましてか

その主旨説明をいついつしますよ。

の告知が記されましたポスターと

(……昔はここがメインだったのだろうな……)

のフェリー乗り場へと通じる

元は商店が軒を連ねていたと思われる通りを眺めたところで1時間。


あとやることが何も無い……。


ならもう一度アメリカ映画施設に戻れば良いのでは?

とも思われるのでありますが

既に入場チケットは手元に無い。


残り5時間。


土地勘が無いため

別の場所に行くわけにもいかず

冷凍倉庫の横を通っては

全くと言って良い程、動く気配の無いクルマの数々を

1時間ごとに眺めながら

職務質問されることも無く

充分過ぎる時間。ジョギングをしましたところ

この界隈

と言うのは

結構。鉄工所がありまして

とある鉄工所

と言うよりは

製鉄所に足を停めましたところ

倉庫のシャッターの

上から3分の1辺りの高さの

中途半端な位置に

黄色い線が

建物全体に引かれておりまして

これは何を意味しているのかな……。

と歩を進めていきましたところ

しばらく歩いたところに記されていましたのが


『津波ここまで来る』


の文字でありました。


この場所

と言うのは

『島』とか『洲』と言いました地名を冠した場所でありまして

元々川とか海の中に浮かぶ陸地。

もしくはその後、人工的に埋め立てられました場所でありましたので

……その地形の割には災害の少ないのが大阪なのではありますが

千年に一度。

のようなことが。

と言う時には

思いもよらぬことが発生することも

頭の隅に置いておかなければならない場所なんだな……。


……この段階で残り3時間?


夕方5時になりますと

映画施設が出来る前の日常風景。

鉄工所などから家路へと向かわれるかたがたが乗り降りされる駅へと向かわれる。

映画施設最寄駅から坂を下った1キロも無いような場所にある駅。

(映画施設の従業員のかたも含め)

仕事のための駅を出発した電車が

次の映画施設を利用されるかたがたが乗り降りされる駅へと滑りこんでいく。

隣り合わせの駅でここまで色分けされる場所も珍しいな……。

と思った所で


(……まだ2時間)


そう言った場所でありますので

映画施設に入らない限り

時間を潰すことの出来る施設が

周りに何も無い場所でありましたので

歩いたり走ったりするのには充分過ぎるぐらい恵まれた環境にあったのでありましたが

こと無駄に走り回るだけでありましたら


(……6時間は必要ありませんでした。)

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