表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雲上昇龍  作者: 書記
二章
24/29

二十二話

周一と言っていますが守れないです。

本当に言った事が出来ないなんて、クズすぎますよね。

申し訳ありません。

それから何事もなく授業は終わった。


その日、自宅で悔しそうに勾輝が好成績だった事を聞いている人間がいた。


「あの男は、今日の授業も好成績でした。その上、それを気にする事すらない様子でした。」

「あの男はどこまで調子にのっているのっ!!」


それは西園寺だった。

水原から、あの勾輝達の事を報告される度に屈辱を感じていた。あの決闘騒ぎは元を辿れば、元凶と言える水原がわざと起こしたものである。その水原も悔しそうに顔を歪めていた。

西園寺達は、あの入学式の日の試験の絡みが無ければ、勾輝達の事等どうでも良かったはずなのだ。しかし、今となっては授業の成績を報告させる等、かなり気にしている。本当に忌々しいと思っているのだ。


これは試験の絡みのせいでもあるが、その後の軍事演習の事等、勾輝達が優秀だった事が理由である。

これは試験で勾輝達の事を知り、倒された事で調べ始めたのだ。その後、軍事演習に行って、かなり活躍してきているのを知って、気にするようになった。西園寺は軍事演習に参加した事がある。しかし、そこではあっさり倒されているのである。この時点では、優秀な人間で少し気にしていただけだった。

しかし、そこへ幻獣事件、襲撃事件で勾輝達は活躍していたが、西園寺達は並の戦果である。ここで西園寺達にとって邪魔な人間になったのだ。

そんな所へ決闘の騒ぎだから、怒りも相当なものだ。

あの決闘騒ぎは、西園寺達の計画では直斗は倒されて、水原が問題の解決に協力した事で評価を高めて、あのパーティーの印象をよくしておこうという意図があった。それを急に直斗が乱入して、決闘騒ぎになってしまい、結局目的は達成されていない。

その怒りは相当なものになっているが、しっかり情報収集を怠らない為、今回の授業も好成績であるという報告に更に悔しい思いをする事になっている。


「大連寺さんも予想外にあの男達と親しくなってしまうし…」


西園寺達からすれば、忌々しい勾輝達に大連寺という名声等の力を持った人間が親しくなる事は、良い事では無い。

それに西園寺達は、大連寺の家が名門である西園寺家の分家の一つである為、そのコネでパーティーに入る予定である。そのコネだった大連寺が勾輝達と親しくなるのは最悪である。


「水原。この事を何とかする方法を考えなさい。」

「はい。畏まりました。」


そう言って西園寺は部屋を出ていった。


西園寺が出ていった後の部屋で、水原は先程の報告していた時からいた他の人間に指示を出していた。


「あのパーティーに作業を急がせるように連絡しなさい。あなたは、組織に今の作業の状況の連絡をして、今後の動き方を聞いて来なさい。そして、そのまま組織に合流してあちらの指示に従いなさい。あなたの方は、今後も奴等の監視をお願いするわ。」


数人の人間に指示を出して水原だけになった所で水原は笑う。


「これでついに終わるわ………」


――――――――――――――――――――――――――――――――

某所にて


高価そうな服を着た四人の人間が集まって話していた。


「あの方から連絡が来た。」

「作戦も順調なようであとわずかです。」

「そうか、もうまもなく悲願の達成ですな。」

「前回の作戦では協力者を多数失いましたが、悲願が達成されるのが目前の今となっては良い犠牲でしたね。」


全員が嬉しそうな笑みを浮かべている。


「確実に成功させる為に幾つか手をうっておくべきですな。」

「私は、拠点の防衛を固めておきましょう。」

「いざという時の警察と軍への対策をしておきますね。」

「なら、儂は学園への対策と今回の作戦のバックアップをしておきますな。」

「神の為に各々の健闘を祈る」

「「「神のご加護を」」」


――――――――――――――――――――――――――――――――

校長室にて


「あの組織は聖遺物を奪ったり、学園の生徒を使ったりしてよく動くのう。」

「あれは只の狂信者の集団ですから。」


校長は、自分の言葉に答えた者の普段の姿との違いに苦笑していた。


「お前はこの事になると辛辣な事を言うのう。普段は、静かで落ち着いておるというのに…」

「そんな事はどうでも良いので早く言う事言って、聞く事聞いて下さい。」


校長の苦笑と戸惑いをばっさり切り捨てた。


「………儂の扱い酷すぎんかのう~。まぁ、言う事はまた学園のパーティーに不審な動きがあるのう。それにあいつが動いてる形跡があるのう。」

「あの人ですか…」


校長の言葉にもう一人は困惑しているようである。


「まぁ、あいつが動いているなら大事にはならんだろうがのう。」

「そうですか。私の方からは幹部の会合が開かれているという情報と協力者の存在を確認しました。」

「それはやはり…?」

「多分そうでしょう。」


もう一人は校長の確認を肯定した。


「なら、引き続きそちらの方を頼む」

「分かりました。」


そう言って校長ともうひとりの者はそれぞれ動き始めた。

次回から周一ではなく、出来しだい投稿する事にさせていただきます。

二週間は待たせる事はしないつもりです。

いつも遅い更新ですいません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ