二十一話
日にちが変わってからですいません。
決闘から2日が経った。
大連寺先輩は直斗と再戦をする気はなく、今となっては仲が良くなっている。
パーティーの方は僅かに影響力が落ちたものの、決闘の内容が良かった為に少しずつ回復してきているようだ。大連寺先輩のパーティーの中での立ち位置は、サブリーダーのような所になっているようだ。
大連寺先輩は直斗との決闘から、補助具とその作製者に対する認識を改めたそうだ。
最近の昼は、勾輝と夕華と直斗に大連寺先輩を加えた四人で集まっている。
「最近、パーティーに妙な動きがあるんだ。」
「それはどういう事なんですか?」
「パーティーの活動に校外でのおかしな活動があったんだよ。街の各所の人気が無い場所で、地面に魔方陣を描いていくんだ。」
確かにパーティーでするような活動ではないだろうと勾輝は思った。
「なんでそんな事をしているんですか?」
「それは私も聞かされていないんだ。だが気になって調べてみると、他にも同じような事をしているパーティーが幾つかあったんだ。」
どうやら気になって調べていたようだ。
「何かそのパーティーに共通点は無いのか、先輩?」
「私には分からないな。これがそのリストだ。」
直斗が聞いたら先輩は、リストを見せてくれた。
「大連寺先輩。このデータ貰っても良いですか?」
しばらく静かだった夕華が口を開く。
「かまわない。しかし、このデータは大事にしてくれ。私のパーティーの一部がおかしい動きをしているようだ。私がこの情報を集めていると知られると厄介な事になりかねない。」
「先輩俺もそのデータは欲しいです。後出来れば、魔方陣を描いた場所を自分のパーティーだけでなく、他のパーティーの分も出来る限り集めて欲しいんですが頼めますか?」
「分かった。」
そうしたやり取りをして大連寺先輩とは別れた。
決闘騒ぎからの2日で授業は通常通りになっている。もっとも、新入生は入学直後のテストをしている最中に事件が起きたので、初めての授業となっているが。
この学園は六時間制で、通常の座学の授業を二時間クラスで受けてから、それぞれが取りたい授業の教室に向かう。学科事に専門の授業があるが、その学科の生徒出なくとも受ける事が出来る。あくまで学科分けはいちようしてあるという程度である。
その専門の授業は、学科の生徒が優先的にとる事が出来て、定員に達した場合は他の学科から削って行くというようなものだ。定員はかなり多いため、滅多にないが。
その専門の授業で魔術の術式の構成で、勾輝は新しい術式を作りながら、先程の先輩の言っていた事について考えていた。
先輩が言っていた事は、パーティーとして明らかにおかしいだろう。だが、これが先輩のパーティーだけならば偶々で済ませれたのだが、他のパーティーにもあるとなると問題だろう。
しかし、そんな事をして何がしたいのかが分からない。これは先輩にも頼んだ、魔方陣の配置を見れば少しは分かるかもしれないが、現状では何がしたいのか分からない。
それもこれがこの学園の一部でだけの事なのか、他の所でも起きているのか分からない為に規模が分からないのである。
これ以上考えても仕方がないと思い、考えるのを先に伸ばす事にした。
考えている間に作っていた術式が完成して、それを教師に見せに行く事にした。教師に見せて異常が無い事を確認してから、実践をする。
自動魔術発動装置という装置に術式を読み込み、魔術を発動した。
すると魔術を放つ為の空間が一瞬で、的としておかれていた蝋燭のように火がついていた物と部屋全体が凍りついたのである。これは尋常では無い威力である。
注がれた魔力は普通であれば、通常の氷弾を一個作る程度だが、今回の魔術は縦横五メートル、高さ二メートルの部屋の壁を全て凍りつかせた。術式に少しでも魔力のロスがあり、精密に作られていなければ、部屋の壁冷やす程度で終わっていただろう。これは効率的で精密な術式があったための結果である。
勾輝は考えていた事に気をとられて気付かなかったが、好成績である。
考えている間に作った術式は勾輝からして見れば、考え事の片手間に作っていたものだった。
それ故に特にその事には興味が無く、どうでもいいという態度に見えた。実際、今考えている事と比べたらどうでもいいと思っていたのは、間違っていない。
そんな勾輝の態度に厳しい視線を向ける人間がいた。
主人公の軸が思い浮かばないです。
次は一週間ごには投稿する予定です。




