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雲上昇龍  作者: 書記
二章
19/29

十七話

遅くなりました。

前回から1週間を過ぎてしまいました。

大変申し訳ないです。

威圧をしながら現れたのは他の生徒達とは、少し違う制服を纏った七人の集団だった。

この学校は、四つの学科に別れているが一年の後期よりある制度を採用が可能している。


それはパーティー制である。


パーティー制とは好きな人数でパーティーを組み活動の一部を共にする制度である。軍隊に入った場合どんな隊でも良いように採用されている。このパーティーには、大抵何かしらの行動指針となる理念のようなものがある。『万能一心にて才気煥発』や『力こそ全て』という物から『愛だ!自由だ!平等だ!』と言った訳のわからない物まである。これに基づきパーティーは活動を行い、それは多岐に渡り学園外までに広がる。

先日の事件の戦闘の現場指揮官もそれに該当する。しかし、あの事件の際は指揮官になるようパーティーが出払っていた為、指揮官が居なかったのである。

学園側はこのパーティーに一定の予算を配分している。能力、成果、人数等様々な評価により金額は変わる。これは部活動に近いが顧問等も要らず、どんな人数でも承認され、生徒の完全な自治で成り立っているのが特徴だろう。この評価の中でパーティー事の戦闘におけるランキングが存在する。

パーティーの活動は多岐に渡る為、今回の作業の現場監督もその中一つで、今現れたのはランキングの3番手のパーティーの一部である。

「私達のパーティーの管轄で生徒同士で問題を起こすとは良い度胸だな。」

そうこのパーティーは、プライドが高い。そして、管理している時の問題等はそのパーティーの責任である。よって、パーティーを侮辱されたと受けとられてもおかしくなく、プライドが高い為そう受けとるだろう。

水原はこのことを知っていただろう。何故なら西園寺は、そのパーティーにつてがあり入るつもりでいて、水原は後期になると同時に一緒に入るだろうからだ。水原は西園寺の取り巻きの中でも一番最初に名前があがる人物になっている。右腕と言っても過言ではない。

ならば何故こんな事を起こしたか。それは目の前で行われている事の為だろう。

「そ、それは…」

「それは私の降霊獣にその方の補助具が衝突してしまいました。しかし、私が謝罪をした所、怒りに任せて襲って来ましたので、反撃をして補助具を破壊しました。」

泣き崩れていた生徒が吃りながら喋ろうとした所を、水原は遮って流暢に喋った。

それを聞いたパーティーのリーダー格らしき女子の先輩は納得する。

「ガラクタを作って調子に乗って私達の管轄下で問題を起こしたと。そういう訳だな。」

このパーティーの行動指針は『力に誇りを』である。

これは戦闘力に誇りを持つという事もあるが、その逆の無い者は見下すという事も意味している。要するに補助具を作る事しか出来ない人間等を蔑むのである。

このパーティーは補助学の生徒を蔑んでいる。全員、戦闘が出来ない訳ではないが得意な人物は少ないからだ。

女子の先輩がそう言った直後、勾輝は隣で怒気が膨れ上がったのを感じた。勾輝と夕華が慌てて止めようとするが間に合わなかった。


「ガ・ラ・ク・タだと…。あのロボットをガラクタだと言ったんだよな。そうか?そうなんだよなぁ!?」


直斗がキレた。最後の方には語気を強めて怒鳴っている。こうなった直斗は人の話を全く聞かない。残念な事に直斗はあのロボットをガラクタと言われた事以外は気にしていない。補助具の事になると周りが見えなくなる悪癖である。

「なんだ君は。何か用かな?私はこのガラクタとその作成者の問題で忙しいんだが。」

見事に直斗の怒気を無視して油を注いだ。

遂に直斗が言ってしまった。


「お前に決闘を申込む!!」


決闘とはこの学園にある制度の一つである。

決闘は相手に何かしらの要求を受け入れさせる為の模擬戦である。学校の制度なので学園内の事に限ればかなりの強制力がある。これは言った側の発言の撤回はほぼ不可能である。何故なら相手に要求を飲ませようと決闘を申し込んで起きながら撤回する人間など誰からも見下される為、今後の評価が最低になるからだ。よって相手が了承すれば決闘が始まる。

「フフフ。決闘か良い度胸だな。しかし何故そんな事を受けなければならない。私は軽々しく決闘を受ける訳にはいかない立場だ。それに君と私では戦うまでもなく勝敗はついている。」

あの先輩の言う通り受ける理由は無いだろう。パーティーのリーダー格はパーティーの顔役である為、万が一の為に軽々しい行動はしない。負けるような事があれば、そのパーティーは求心力を失いかねない。

しかし、勾輝としてはここで受けてもらわないとならない。

受けてもらわなくては、今の勢いのままに突っ込むだろう。入学してすぐに幼馴染みが問題を起こして停学等勘弁して欲しいからだ。

助け船を出そう。


「先輩。この直斗はそのロボットをガラクタと言われて怒っています。あなた達のパーティーは、管轄下の問題を起こした人間を庇っている生徒からの決闘を受けないとは、管轄下を纏めていると言えるのですか?それに補助学の生徒からの決闘から逃げる程、力に自信が無いのですか?」


この先輩は補助学の生徒を見下している。それは非戦闘員で弱いと思っているからだからだ。ならば、その非戦闘員との決闘から逃げたとなれば、力に誇りを持っているとは言えない。これはパーティーの行動指針に反していると解釈する事が出来る為、受ける理由になるし、プライドも傷つく事だろう。

「ふん、良いだろう。私達の誇りを心と目に焼き付けるんだな。」

パーティーのリーダー格の女子の先輩はそう言って集団を連れて去って行った。

今回は設定を使うか使わないか迷いました。

現代の学園物でのパーティー制等は私は読んだ事が無いのですが、大丈夫ですかね?

次話も頑張って投稿します。

遅れた事重ねて申し訳ないです。

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