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あとがき

まずは読者の皆様、お読みくださいましてありがとうございました。


この作品は一昨年に「現実的なシナリオ下においての日中間の前面衝突はどんなものだろう?」とふと思ったことをきっかけにして考え始めたものです。

巷の作品では、尖閣諸島沖や大きくとも先島諸島などの沖縄南部での激突を考えたものは数多くありますが、多くが「そこで止まる」という考えのようです。

しかし、それで止まるでしょうか?

私にはどうにもそうは思えなかったのです。

すさまじいばかりの反日教育に加え、たとえば大気汚染がひどいのも自分たちが貧しいのも、果ては郵便ポストが赤いのも日本人が悪いといわんばかりの政府発表を見る限り、彼らは日本という存在を完全に屈服させない限り満足しないのではないかと。

ナショナリズムに酔った群衆がいかにたちが悪いのかはおそらく皆様よく存じておられることと思います。


今回は、彼らがその誘惑を我慢できなくなるであろう舞台、今すぐに起こってもおかしくない大災害を想定にいれ、それから先の流れを極力現実の延長戦として書いてみたつもりです。

ですが、あまりにも早く国際情勢が推移し、状況のいくつかは現実が作品に追いついてしまった感も否めません。

もちろん外れていることも多いのですが、現代においてもっとも動きの速い内容を扱うことにいささかためらいも感じはじめておりました。


そのため、終章と題して描写した後の流れの概略を記し、もって本稿を閉じることにいたしました。

その内容を読んでいただければ、「いかに危ない内容を書いていたのか」よく分かっていただけるかと思います(汗)

そしてその内容ゆえに、いつでも削除を検討していることを付記しておきます。


少しでも背筋が寒くなっていただければ、幸いです。


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