破滅へのカウントダウン
ハール
『もうすぐで、この世界を終わらせる事ができるんだよ?わかるかい?』
話もできない黒い水晶に話しかけても虚しいだけだよね
ロット
『漸くみつけましたよ。ハール』
ぱっと見はか弱い女性にしか見えないけど、ロット君は僕を殺す為にやって来たんだ。とっても怖いよ?
ハール
『ロット君、君はもう時間切れなんだよ?早く諦めなよ』
ロット
『トルヴェザ様が諦めていない以上、私が諦める訳にいきません』
全く、だからトルヴェザの狗なんだよ
ハール
『君は自分の意志すらも持って無いのかい?嘆かわしいねぇ』
ロット
『私はトルヴェザ様の為に、それが私の意志です。神力』
トルヴェザの力を借りたロット君は、トルヴェザの十字架を呼び出した。あれは封印の力を高めるからイヤなんだよね
ハール
『暴力はいけないんだよ?神に仕える人がはしたないな』
ロット
『神力』
ロット君は僕の話を聞く気も無いみたい。光の十字架が迫ってくるけど、それは僕の目の前で分散した
ハール
『あれー?当たって無いよ』
ロット
『神力』
今度は闇の十字架だけど、それも同じ事。トルヴェザの力には欠点があることに気づいてないのかな?
ハール
『トルヴェザの力じゃあ、今の僕は倒せないよ?頭わるいねー』
ロット
『ふざけるのも大概にしてください、砕けろ!』
ロット君は思いっきりトルヴェザクロスを投げてきた。それ神様の武器だよね?投げていいの?ていうか、そんなデカい鈍器当たったら頭が砕け散るよ。いや、砕けろって言ってたねそう言えば
ハール
『砕けるのは嫌だよ。世界(レキシの不可逆)』
僕をその場に居なかった事にして、飛んできた十字架を回避。世界の修正力って便利だよね、本来は世界対する大きな変化を制限する為らしいけど
なんにしても、僕が世界の修正力としてミラーワールドを破壊しないとね、あんな不安定な世界、トルヴェザが居なかったらとっくに崩壊してたよ?
気づいてないのかなぁ、上辺の歴史と本当の歴史が食い違っているのに