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冬を思う。  作者: 夕鳥
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帰り道

いつもの帰り道を2人で歩く。街灯のない暗い道

軽い会話、夢の話、ただ笑い声だけが夜に残る。

私は楽しかったんだ、何気ないこの時間が。

30年後

「もう何年だろうか、」と独り呟いた。君を亡くして

から何回春が来たのかも忘れていた。カレンダーは

止まっている、君を忘れたくないからだと思う。

君を亡くしてから無気力に生活していた。仕事にも

手につかず退職していた。だが少しずつ貯金が減り

お金には困っていた。そこで1つのチラシを見た、

お絵描き教室の仕事だった。昔から絵には自信が

あった為応募し、職を手にした。1、2年で馴染んで

いった今の職場は居心地が良い、特に触れ合いが

多く、子供から大人まで色んな絵が見れる。

そこである1人にあった、20代ぐらいの女性だ

なぜか分からないが妙に惹かれてしまう。

最近、彼女を親しく教えているが、発想が自由で

おもろい。彼女はとても良い絵を描く。

突然、彼女は言う「先生、冬は好きですか。」

私は少し戸惑う「1日だけ考えてもいいかい。」と

彼女に待ってもらった。

家に帰宅してから考えていた。壁に飾ってある

カレンダーを眺めながら深く考えていた。

そして独り呟く「冷たい、温もりがほしい…」

冬というこの冷たさが身体だけでなく心をも

消し去るこの季節が嫌いだ。

そう考えながら夜は過ぎていった。朝、起きて

お絵描き教室に行きその日の仕事は終わった。

偶然、今日は彼女と帰り道が一緒だったので

彼女に言った。

昨日の質問だけど考えてきたよ。

「冬は好きだよ、綺麗だからね…」そう言うと、

彼女は「そうですか、」と顔を背けながら言った。

彼女の顔に少し冷たさを感じた。静かな帰り道

それにしても今夜は寒いね、もう雪が降る頃かな。

私はふと思った、久しぶりに人と一緒に帰る。

この空間がとても懐かしく、居心地が良い。

だが、少し寂しさが胸を掴む。






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