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魔法は簡単じゃありません…

もしよかったら最後まで読んでみて下さい

「ここに置いてくれる?」

 現在、俺は使用人と共に本を練習場に移動している。この小さい体では分厚い本を大量に運ぶのはあまりにも大変すぎる。

 書庫の隅々まで探し、見つけた魔法に関しての本(魔導書)はおよそ数百冊。実際に魔法の呪文などが記されている魔導書はそこまで多くはないが、魔法の成り立ちやコツなどが記された魔導書もあるのでこの数だ。

「ありがとうございました」

「いえいえ、ディミティス坊っちゃんがこの国の統治者になるためには必要なことですから」

 うん、やはり俺の人生は決まっているようだ。

 少し可哀想だが、この場所はそうならないために造られたんだよなぁ…

 しかし、恐ろしい程の放任主義だな。まぁ、そのお陰で魔法の練習が存分にできるんだけどな。

 

 まずはどの魔法から試してみようか。

 魔導書に一番先に書いてあったのは火魔法だったからそれからいこう。

「よし、まずは初級火魔法…(フランマ)‼」

 俺の指先に小さな炎が出来上がる。

「よし‼更に魔力を込めよう」

 魔力の込め方は筋肉に力を入れるのと同じ感覚だと魔導書に書いてあった。しかし実際やってみると相当大変だ。別の感覚に言い換えると、炎の魔法の形に固まった魔法因子の枠に更に魔法因子を注ぐイメージ…

 ボォォ

 数分ほど試行錯誤したが、なんとか人の頭程に大きくなったな。

「これを放てば攻撃魔法として使えるんだけどなぁ…」

 そう、魔法はそこまで簡単なものじゃない。(フランマ)はいわば炎を造り出す魔法。発射する魔法はまた別に存在する。

「いけぇ放出(ディミィット)‼」

 ボフゥゥゥ

 俺の手から炎が飛び出る。

 火球を飛ばすというよりホースから水をだしたときのような感覚だな。火球を造るには球体維持の魔法が必要だから当たり前か。

 目標は基本魔法の無詠唱ができるようになること。もしくは最上級魔法の習得だ。まだまだ先は遠いな…



 

最後まで見て下さりありがとうございました。

ブックマークや評価、いいねなど、お時間ありましたらよろしくお願いします。


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