死を覚悟
「水風斬(嵐+水煙+物体縮小+形状操作+放出)!!」
風と水の二種類の三日月状の斬劇が無数に放たれゴーレムの出した円錐状の土に直撃するが1つがやっと壊せたらと思ったらまた1つと増えていく。これでも風と水の中級魔法を使っているのだが…
グォォォォン
ゴーレムが雄叫びをあげ、エミリスに向かって口をカパッと開く。また何か別の魔法を使うのか!?
「何か来るぞ!エミリス!」
ボォォォォ
ゴーレムが口から青白い炎を放射する。俺の注意もあり不意を突かれたエミリスでも避けられたが直撃したら火傷どころではすまなかっただろう。
カパッ
今度は俺の方に向かってゴーレムが口を開ける。おいおい俺はエミリスのように速く動けないぞ?それにあの威力じゃ俺の覚えている魔法で打ち消せない。
ボォォォォ!!
しかし、無慈悲にもゴーレムの口から炎が発射される。
バヒュン
死を覚悟し最後の抵抗で水魔法を使おうとした瞬間、俺の視界はゴーレムの火が迫って来るという絶望的な風景から青空へと移り変わる。
「もう、しっかり避けてよあれくらい」
俺の頭上からエミリスの声がする。エミリスが助けてくれたのか。
「ありがとうエミリス。このままあいつの頭まで運んで貰えるか?そこにエミリスの攻撃か俺の魔法を撃ちたいんだ」
エミリスには少し頑張って貰うが空ならあの土魔法を気にせず移動できる。それに頭はすべての生物共通の弱点だ。そこに直接高威力の魔法か物理攻撃ができたら必ず有効打になるはずだ。
カパッ
飛んでいる俺達に向かって再びゴーレムは口を開き照準を合わせる。エミリスには体力を温存して貰いたいし、ここは俺がなんとかするか。
「追跡魔力弾!!」
ゴゴォォン
五つの光線がゴーレムの口に直撃し、体制を崩したゴーレムは口を閉じる。
コイツの炎は俺では打ち消せない。それなら撃たせなければ良いということで直接本体に攻撃してみたが効果があったな。
今回は遠距離からの攻撃で威力が薄れてしまったがもっと近くで攻撃できれば倒せそうな感覚だ。始めての格上との戦いだけどエミリスもいるし、作戦通りで行けば意外とどうにかなりそうだな。
最後まで見て下さりありがとうございました。
ブックマークや評価、いいねなど、お時間ありましたらよろしくお願いします。




