ノーカンで
エミリスを注意しようと思ったが諦めて俺はカプリコルヌスに近づく。遠くから攻撃したから分かりづらかったが近くで見ると恐ろしいほど大きいな。全長2メートルはあるんじゃないか?まぁ、この世界の馬は前の世界より大きいくて速かったりするしな。そう考えると特別大きな違和感は感じない程度の大きさだ。
死体をマジックバックに入れて俺はエミリスのもとに戻る。しかしこのマジックバック恐ろしいほど便利だな…
「エミリス?起きろ!!」
「…」
エミリスが木下で寝ていたため声をかけるが一向に起きる気配は無い。いや、コイツ、寝たふりしてやがる…なぜ分かったかって?コイツは寝るときかならず翼を広げて寝いるからだ。しかし今は翼を綺麗に畳んで寝ている。
エミリスを背負って進み初めて数時間…結局どれだけ言ってもエミリスは狸寝入りを止めなかったのでしょうがなく背負って移動することに…しかもコイツ途中で狸寝入りを止めずにそのまま本当に寝てしまったのだ。
しばらく歩いていると草むらからガサガサという音がし、馴染みのある緑色ではなく黒色のゴブリンが飛び出してくる。
グギャァ!!
前方と後方にブラックゴブリンが4体ずついるな。エミリスは魔物の気配を察知するのが異常に上手いのでコイツが寝てると不意打ちされるかもしれないと思っていたが返って後方には常に気を配っていてよかったな。
「炎の半球(炎+形状変化+物体縮小)」
俺の周り半径2mほどを薄い炎が半球状に覆う。
「うまくいくかな…」
少し緊張するが外側の炎の物体縮小だけを解除する。
ブォォン
バキバキバキャ
俺の周りをまばゆい光が包み込む。
「わぁ!!どうしたの!?」
担がれていたエミリスがガバッ!!と目を覚まし俺の背中から降り周りの光景を見て絶句する。
そう、凄かったのは光や音だけではない。いま、俺たちの約半径10メートルの物は全て灰になっている。予想では3メートルくらいの予定だったのだが…
「ちょっと、やりすぎたか?」
相手はたかがブラックゴブリンというのに。冷静に考えると少し一方的すぎるのかも…そういえば今までまともに攻撃をされたこともないな。まぁなににせよ相手は魔物だ。俺も一端の冒険者だ。あ、あのスライムのことはなかったことにしよう。
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