応用
スライムを見送った後、俺達は再び歩き始める。やっぱり、馬車じゃないから疲れるし、スピードも遅い。辺りはいつの間にか森のようになり、同じような木々が立ち並んでいて精神的にも疲れてきたな。まぁ多くの冒険者が通ったであろう道には草などがあまり這えていなくて方向を見失ったりすることがないのが不幸中の幸いだな。
ガァァガァァ
それに森に入ってから多く見るようになったアイトーン。見た目はただのデカイ鳥だが空から急に嘴で攻撃してくるので気が休まらない。
「鎌風(風+物体縮小+形状操作+放出)」
円上の風の斬撃がアイトーンの両翼に傷をつける。しかしあまり深く傷が入らずどこかへと飛び去っていってしまった。
エミリスはもちろん戦闘を手伝ってはくれない。おまけに飯をねだったり急に倒れたりするため完全にお荷物状態だ。あと12日はこの状態で旅をしなければ行けないのか…
「ガク?あれ、カプリコルヌスっていうんだけど襲ってきそうだよ?」
珍しくエミリスが声を発し、草原にいるヤギのような魔物に指を指す。よく見たら鋭利な角をこちらに向け突進してきている。
「見た目はただのヤギだな。超質量氷河砲+追跡魔力弾」
俺の手から超質量氷河砲とその回りを渦を巻いて追跡魔力弾がヤギをめがけて追尾し始める。追跡魔力弾で他の魔法を囲うことで軌道を変え、威力の高い魔法を高精度で放つことの出きる応用技だ。
グメェェェ
流石のカプリコルヌスとやらもこれを直撃して生き残ることは出来ず一撃で絶命し、からだ全体が凍りついてしまった。氷魔法は血が固まり流れないのでグロくならないのがとても良い。
「一応角とか売れるかもだから死体回収しに行くけど、その間はゆっくりしてていいぞ?」
エミリスそういうとエミリスはすぐ野原で眠りについてしまった。近くに魔物がいるかもしれないのに…不用心なやつだ。
最後まで見て下さりありがとうございました。
ブックマークや評価、いいねなど、お時間ありましたらよろしくお願いします。




